印相とは? わかりやすく解説

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いん‐ぞう〔‐ザウ〕【印相】

読み方:いんぞう

《「いんそう」とも》

仏・菩薩(ぼさつ)が手指で示す印の形。→印(いん)

仏の顔つき

印章の面に現れ縁起よしあし


印相

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 14:12 UTC 版)

印相(いんそう、いんぞう、: mudrā)は、仏教において、手ので様々な形を作り、菩薩諸尊内証を標示することを指す[1](いん)、印契(いんげい)[注釈 1]密印契印ともいう[1]。修行者が本尊と渉入し融合するために、その本尊の印相を結ぶこともある[1]。本来は仏教において印相に関する定まった軌則は無かったが、密教の発達に伴って相が定まり、意味が説かれるようになった[1]。儀軌の成立した時代の違いや地方の別によって、印相には差異がある[1]


注釈

  1. ^ 両手で結ぶ印相を手印と呼び、観音の蓮華などのような諸尊の持物を印契と呼んで区別する場合がある[1]
  2. ^ 座禅の時結ぶ事でなじみ深い印相は異なり、右手の上に左手を重ねる。
    [1][2](臨済宗)、[3](曹洞宗)

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』法蔵館、1988年1月、65頁。 
  2. ^ WEB版新纂浄土宗大辞典「九品印」”. 浄土宗大辞典編纂委員会(編集). 2021年8月23日閲覧。
  3. ^ 田村隆照『佛教藝術65「定印阿弥陀如来像をめぐる諸問題」』毎日新聞社、1967年8月。 


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