印地とは? わかりやすく解説

いん‐じ〔‐ヂ〕【印地】

読み方:いんじ

川原などで、二手分かれて小石投げ合い勝負を争う遊び鎌倉時代に盛んで、多く死傷者出て禁止されたこともあったが、江戸末期には5月5日男の子遊びとなった石合戦印地打ち。《 夏》「おもふ人にあたれ—のそら礫/嵐雪

石合戦を得意とした無頼の徒

土佐が勢百騎、白川の—五十人相語らひ」〈義経記・四〉


いんじ 【印地】

→ 印地

いんぢ 【印地】

日本で、五月五日端午の日に、子供石合戦をする遊びのこと。印地打ち石打ちとも。それで豊凶占ったインティインカ

印地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/04 05:40 UTC 版)

印地(いんじ)は、日本で石を投擲することによって対象を殺傷する戦闘技術、行為、行事である。手で投げることを始めとして、投石器を使用するもの、日本手ぬぐいや畚(もっこ)をもってそれに代用するもの、女性が領巾(ひれ)を使用するもの、砲丸投げのように重量のある物を投げつけるもの、など様々な形態があった。


  1. ^ a b c 『別冊歴史読本48 日本古代史[争乱]の最前線 戦乱と政争の謎を解く』 新人物往来社 1998年 p.27
  2. ^ 山岸良二松尾光 『争乱の日本古代史』 廣済堂 1995年 p.35
  3. ^ 甲元真之・山崎純男 『弥生時代の知識 考古学シリーズ5』 東京美術 1984年 p.126
  4. ^ a b 『広辞苑』
  5. ^ 大間知篤三 他多数 編 『民俗の事典』 岩崎美術社 1972年 p.73
  6. ^ 『別冊歴史読本48 日本古代史[争乱]の最前線』 新人物往来社 1998年 p.225
  7. ^ 網野善彦 『日本社会の歴史 (中)』 岩波新書 第6刷1998年 p.57
  8. ^ 網野善彦 『日本社会の歴史 (中)』 p.132
  9. ^ 網野善彦 『東と西の語る 日本の歴史』(講談社学術文庫 10刷2001年 p.258)
  10. ^ 網野善彦 『飛礫覚書』日本思想体系月報28号、今谷明 『戦国時代の貴族』 講談社学術文庫 2002年 p.297
  11. ^ 『民俗の事典』 岩崎美術社 1972年 p.73
  12. ^ 甲元真之・山崎純男 『弥生時代の知識 考古学シリーズ5』 東京美術 1984年 p.124
  13. ^ 西角井正慶編 『年中行事事典』(東京堂出版 、1958年5月23日初版) p.70
  14. ^ a b c 『民俗の事典』(岩崎美術社、1972年) p.73
  15. ^ 『神道行法の本 日本の霊統を貫く神祇奉祭の秘事』(学研、2005年) p.172
  16. ^ 磯田道史 『日本史の探偵手帳』 文春文庫 2019年 p.74
  17. ^ 『争乱の日本古代史』 p.35
  18. ^ 網野善彦『日本論の視座 列島の社会と国家』(小学館、 2004年) p.252
  19. ^ 網野善彦『日本論の視座』 p.252



印地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 14:28 UTC 版)

捕具」の記事における「印地」の解説

正式な装備ではないが手近な石を投擲する印地も施設警備捕り物使われることがあった。

※この「印地」の解説は、「捕具」の解説の一部です。
「印地」を含む「捕具」の記事については、「捕具」の概要を参照ください。

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