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南葛西
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/28 23:49 UTC 版)
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南葛西(みなみかさい)は、東京都江戸川区の町名。住居表示実施済み。南葛西一・二・三・四・五・六・七丁目が設置されている。郵便番号は134-0085。
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地理
江戸川区葛西地域の南部に位置する。北で東葛西および中葛西、東で旧江戸川を挟んで対岸に千葉県浦安市富士見 (浦安市)・舞浜、南および西は臨海町三・五丁目。町域の東を千葉県との県境となる旧江戸川が洗い、町域の北辺を左近川が区切っている。町域内は住宅市街地が大半を占め、比較的整備された町並みが広がっている。町内のほぼ中心部を環七通りが南北に縦断し、また町内を東西に鉄塔高圧送電線が走るため、その直下は総合レクリエーション公園として整備されている。その北側は一戸建て住宅や集合住宅が多く、南側は「なぎさニュータウン」や、「堀江住宅」など、比較的大規模な集合住宅群が林立している。町域西側の臨海町との境界を都道450線が蛇行しながら旧江戸川まで南下している。これはかつて存在した海岸堤防に沿っているためで「葛西堤防線」と呼ばれている。東京湾から1kmと隔てられておらず、堤防が無ければ満潮時には水没してしまう危険のある海抜ゼロメートル地帯に位置する。旧江戸川沿いの地域は地震災害時には地盤液状化の恐れがあり、防災行政上の大きな課題となっている[1]。
歴史
太日川(江戸川の古名)の広大な三角州だったこの地は、江戸期までに現在の旧江戸川を挟んで隣接する現・浦安地域を中心とした堀江新田の一部として開発された。入植した村民による私設の海岸堤防が築かれて「葛西海岸」と呼ばれるようになり、堤防の内側は田畑がつくられた[2]。その外側には三枚洲や蜆島(しじみじま)などの干潟や湿地帯が広がり[3]、貝類や海苔、葦などの採集が行われ、人口の流入を促していた[4]。1871年(明治4年)の廃藩置県で、印旛県葛飾郡堀江村の飛地となっていたが、大字堀江のうち江戸川右岸が東京都に編入され、南葛飾郡葛西村の大字となる。1957年(昭和32年)には、公設の「葛西海岸堤防」が整備されたが、江戸川の氾濫や高潮によってたびたび浸水被害を受けていた。高度経済成長期に地下水汲み上げによる地盤沈下にともなって塩害や土地の水没が深刻化して農地は耕作不能となり、1958年(昭和33年)には「黒い水事件」が発生して沿岸漁業も衰退、放棄地には産業廃棄物の処理業者が集まり、ゴミの不法投棄なども行われ公害も深刻化した[5]。このため、1970年(昭和45年)、江戸川区は海岸水門で道路を封鎖して産廃業者を締め出し、1972年(昭和47年)には、東京都が葛西沖開発事業を開始した。この埋め立て事業で隣接して臨海町や清新町が誕生したが、かつての海岸堤防があった場所は都道450号線として遺され、護岸の一部も保存されている(かつて葛西海岸の岬だった「将監の鼻」付近。)1975年(昭和50年)7月、日本化学工業小松川工場が約8万トンの六価クロムを堀江町に不法投棄していた事が発覚[6]、住民主導で除染にむけた地域活動が行われた。[7]。1979年(昭和54年)11月、住居表示が実施され、従来の堀江町は南葛西一〜七丁目となり、旧江戸川河川敷が旧町名のまま住居表示未実施の無人町となって残されている。江戸川区役所が毎年編集・刊行している『統計江戸川』によれば、堀江町の面積は6.32ヘクタールとなっている。
交通
鉄道
南葛西の町域内に鉄道駅は存在しない。しかし、隣接する中葛西・臨海町にそれぞれ1駅が所在するため、地域住民の鉄道交通機関の利用に困難は少ない。以下に最寄駅を挙げる。
バス
道路・橋梁
- 道路
- 東京都道318号環状七号線(環七通り)
- 東京都道450号新荒川葛西堤防線
- 都市計画道路補助第289号線
- 都市計画道路補助第292号線(左近通り)[8]。
- さくら通り
- 橋梁
- 舞浜大橋
- 堀江橋
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- ^ “東京の液状化予測図”. 2008年1月2日閲覧。
- ^ “歴史的農業環境閲覧システム”. 2008年12月20日閲覧。
- ^ “国土地理院 国土変遷アーカイブ 空中写真閲覧”. 2008年8月5日閲覧。
- ^ 『江戸川区の文化財』
- ^ “小久保 晴行『地方行政の達人 抄』”. 2008年1月1日閲覧。
- ^ “江戸川区 平成13年度 環境調査結果のまとめ(土壌環境)”. 2009年10月3日閲覧。
- ^ “なぎさ自治会のあゆみ”. 2009年1月25日閲覧。
- ^ “東京都都市整備局 都市計画情報”. 2008年8月8日閲覧。
- 1 南葛西の概要
- 2 施設
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