南の島に雪が降る(1961)とは? わかりやすく解説

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南の島に雪が降る(1961)

原題:
製作国:日本
製作年:1961
配給:東宝
スタッフ
監督:久松静児 ヒサマツセイジ
製作:佐藤一郎 サトウイチロウ

金原文雄 キンバラフミオ
原作:加東大介 カトウダイスケ
脚本:笠原良三 カサハラリョウゾウ
撮影:黒田徳三 
音楽:広瀬健次郎 ヒロセケンジロウ
美術:小島基司 コジマモトジ
録音:原島俊男 ハラシマトシオ
スクリプター:小野田勇 オノダイサム
スチール:中山章 
照明:今泉千仭 
キャスト(役名
加東大介 カトウダイスケ (加藤軍曹
伴淳三郎 バンジュンザブロウ (山一等兵
有島一郎 アリシマイチロウ (篠崎曹長
西村晃 ニシムラコウ (前田一等兵
近江俊輔 オウミシュンスケ (叶上等兵
佐原健二 サハラケンジ (北川上等兵
和田孝 ワダタカシ (塩原上等兵
中原成男  (間島上等兵
渥美清 アツミキヨシ (青田上等兵
上田忠好 ウエダタダヨシ (小野上等兵
加藤春哉 カトウハルヤ (斉木兵長
ロリー小林 ロリーコバヤシ (中原一等兵
桂小金治 カツラコキンジ (大沼一等兵
立岡光  (立岡上等兵
織田政雄 オダマサオ (村田大尉
どんぐり三太 ドングリサンタ (坂本一等兵
志村喬 シムラタカシ (浅川中将
三橋達也 ミハシタツヤ (小林少佐
細川俊夫 ホソカワトシオ (杉山大尉)
森繁久彌 モリシゲヒサヤ森繁久弥 (森大尉)
小林桂樹 コバヤシケイジュ (小林伍長
松本朝夫 マツモトアサオ (西沢大尉
三木のり平 ミキノリヘイ (二木上等兵
フランキー堺 フランキーサカイ (坂田伍長
解説
文芸春秋所載加東大介同名体験記小野田勇劇化、「可愛いめんどりが歌った」の笠原良三脚本化した戦争喜劇監督は「駅前団地」の久松静児撮影は「地獄の饗宴」の黒田徳三
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
昭和十九年秋、太平洋戦争下西部ニューギニア首都マノクワリある日本軍補給絶たれ四万兵士飢餓マラリヤにやられ七千に減っていた。こうした中で兵士人間性復活させ生きる望み与えよう司令部杉山大尉は小林参謀賛成を得、演芸班を組織することにした。兵站病院勤務加藤衛軍曹班長に叶上等兵前田一等兵などの経験者各中隊からの選抜兵で班はできた。第一回の演しものは菊池寛原作の「父帰る」。これが大成功次ぎ劇場建設することになった四月二十九日天長節、やせ衰えた兵士たちの手作られた「マノクワリ歌舞伎座」は司令官浅川中将温情集められ海岸線配置部隊観客盛大にコケラ落しをした。「浅草の灯上演中空襲警報。しかし誰一人、立ち上ろうとしない月日流れ、「マノクワリ歌舞伎座」は将兵に夢と希望与えてきたが戦局次第危機的様相呈してきた。浅川中将は、もう先きも長くはないと判断し東北出身兵士が多いところから「瞼の母」の中で見せてくれないかと加藤軍曹注文出した。そして間もなくニューギニア目と鼻の先きのビアク島全滅の報が入った。「瞼の母上演実現したが、この日限り演芸分隊解散することが発表された。--さて司令官注文による「瞼の母」の場面照明がつくと舞台は白一色兵隊たちの中から思わず嘆声上った。それはパラシュート用の絹を舞台一面敷いたのだった。そして上からは紙のが。その中で加藤軍曹扮する番場の忠太郎とおはまの親子対面の場がくりひろげられる。兵たちの中から嗚咽起った。やがて舞台終った日本戦争に敗けたのは、それから間もなくだった。



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