【半数必中界】(はんすうひっちゅうかい)
Circular Error Probability(CEP).
直訳すると「平均誤差半径」。
ミサイルや爆弾の命中精度を測るのに使用される単位のひとつ。
発射した半数の着弾が見込める範囲を、目標を中心とした半径で表す。
半数必中界が「10m」であれば、同条件で発射された弾の半数が「目標から10m以内に着弾する」見込みがあると解される。
GPSにおけるCEP
GPSにおいては、さまざまな要因から受信機が表示できる現在位置(緯度・経度・高度)と実際の位置との間に誤差が発生するが、受信機がある一定の範囲内にいる確率が50%である範囲を(ミサイルや爆弾の命中精度に倣って)CEPと呼ぶ。
地図を表示するタイプの受信機では、この範囲も同時に表示してユーザーの補助とするものもある。
平均誤差半径
(半数必中界 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/19 03:15 UTC 版)
平均誤差半径(へいきんごさはんけい、Circular Error Probability、CEP)はミサイルや爆弾などの射弾散布を測る指標であり、広義の命中精度をあらわす用語。主に弾道ミサイルや誘導爆弾に対して使われる。日本語では半数必中界、半数命中半径、半数必中半径、円公算誤差[1]、円形公算誤差などと呼ばれる。
- ^ 高井 三郎 (2 2007). “大陸の目標に対する核攻撃:物理的可能性の検討”. 軍事研究 42巻 (2号): p.31. ISSN 0533-6716.
- 1 平均誤差半径とは
- 2 平均誤差半径の概要
- 半数必中界のページへのリンク