千枚田(越前町)
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/3 | 3.5 ha |
維持・保全・利活用状況 |
道水路の管理は、集落の共同活動により行われている。 利活用活動は行われていないが、特産品である水仙栽培により耕作放棄地の拡大を防止し、棚田を保全している。 |
推薦項目 | 国土保全 |
推薦理由 | 国土保全:耕作放棄による斜面崩壊を防ぐため、生産環境として厳しい状況にある水稲から付加価値の高い水仙栽培へ転換し、耕作放棄地の拡大防止に努めいている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 300 枚 | 水 源 | 河川 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 15 戸 | 10a当収量 | 420 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.3 ha/戸 20 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 特になし。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
千枚田(池田町)
出展:日本の棚田百選 |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/5 | 12.4 ha |
維持・保全・利活用状況 |
本棚田は、湯船水利組合や地域の若者で結成した千枚田守ろう会により、荒廃化した農地の福田や草刈り等、農地の保全を行っている。町としては、10年度より千枚田景観保全補助金を地区に補助し、また、棚田地域等緊急保全対策事業を11年度より実施し、農業生産基盤や生活環境基盤の整備を行い農作業の省力化により、農地の荒廃化を防止し、農業経営の安定を図るとともに、棚田の耕作管理や防災機能、景観保全に取り組んでいる。 |
推薦項目 | 国土保全 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:本地域は急傾斜地にあるが、耕作放棄地や日々の見回りにより災害の未然防止に大きな役割を果 たしている。 伝統文化の維持保全:本地域の棚田の中央部には、国の文化財に指定されている農村歌舞伎舞台があり、歌舞伎が地域ぐるみの行事として毎年10月に上演されている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 888 枚 | 水 源 | 溜め池 湧水 |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 中世 近世 |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 59 戸 | 10a当収量 | 426 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.21 ha/戸 15 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 一部で低農薬栽培による米のブランド化を行っている。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
千枚田(檮原町)
出展:日本の棚田百選 |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/10 | 2.5 ha |
維持・保全・利活用状況 |
・本棚田は、平成4年度に全国で初のオーナー制度を実施し、現在では約30組のオーナーが稲作を実施しており、この効果 により耕作放棄地も減少している。 ・オーナー制度が定着していることから、棚田や水路の管理も良好である。 ・本棚田では、農薬等もほとんど使用してない状況である。 ・オーナー制度の定着により、今後も耕作の継続が見込まれる。 |
推薦項目 | 国土保全 景観 |
推薦理由 | 国土の保全:耕作や日々の見回りにより災害の未然防止に大きな役割を果 たしている。 檮原町中心部の上流に位置し、洪水防止効果、災害防止効果から重要な棚田として町民から認識されている。 景観:檮原町の代表的な景観の一つとなっている。 一山のほとんどを覆う棚田の人工美が周辺の山と良く調和して、秀逸な景観を作っている。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 250 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 無 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | 中世(平安~室町) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 11 戸 | 10a当収量 | 300 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.23 ha/戸 22.7 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 千枚田オーナー制度:この制度は、今年度で7年目を迎え地域に定着していることから、将来的にも継続するものと考える。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
棚田
(千枚田 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 14:39 UTC 版)
棚田(たなだ)とは、傾斜地にある稲作地(田)のこと。傾斜がきつく耕作単位が狭い状態において、水平に保たれた田が規則的に集積し、それらが一望の下にある場合は千枚田(せんまいだ)とも呼ばれる[1]。英語では「rice terraces」と表現される。棚田と同様に傾斜地を段状にした畑は段々畑(だんだんばたけ)という。
- ^ 白米千枚田(石川県輪島市)など。
- ^ a b c d e f 中島峰広「棚田と里山」『地理』第797号、2021年、39-40頁、NAID 40022711520。
- ^ a b c 中島峰広「棚田と里山」『地理』第797号、2021年、41頁、NAID 40022711520。
- ^ a b 棚田地域の振興について 農林水産省(2020年10月4日閲覧)
- ^ 「棚田遺産に271地区選定 農水省 地域協力で荒廃防ぐ」『日刊工業新聞』2022年2月16日2面
- ^ 『広辞苑』第三版、一五〇二項。
- ^ 市民農園の新時代!(農林水産省関東農政局)
- ^ 【あんぐる】天空の特等席/田んぼに泊まろう 棚田キャンプ(長野県上田市)『日本農業新聞』2019年12月2日6面(2019年12月6日閲覧)
- ^ 中島峰広「棚田と里山」『地理』第797号、2021年、44-45頁、NAID 40022711520。
- ^ 「棚田が消えていく 減反が今年終了、高齢化も影 『手間2倍』耕作放棄進む」『日本経済新聞』2017年6月19日朝刊社会面
- ^ TBS. “特集『ヒトが作った絶景!世界最大の棚田』 TBSテレビ”. ジャパン・ニュース・ネットワーク. 2023年4月17日閲覧。
- ^ Tourismus, Schweiz. “ブドウ畑ルート(ラヴォー)”. スイス政府観光局. 2023年4月17日閲覧。
- ^ ペルーの塩田 ナショナルジオグラフィック日本語版サイト(2018年3月15日閲覧)
- ^ 『ニュートン』2018年2月号(ニュートンプレス)16頁
- ^ “長崎、天草の「潜伏キリシタン」が世界文化遺産に決定 22件目”. 産経新聞. (2018年6月30日) 2018年6月30日閲覧。
- ^ “長崎と天草地方の「潜伏キリシタン」世界遺産に”. 『読売新聞』. (2018年6月30日) 2018年6月30日閲覧。
- ^ 「棚田 移ろう絶景を見に行こう」『日本経済新聞』朝刊2017年8月26日 NIKKEIプラス1
- ^ 【ぐるっと首都圏】寺坂棚田(埼玉県横瀬町)都市住民参加で復活『日本経済新聞』朝刊2017年10月7日(首都圏経済面)
- ^ みまさか観光ナビ(2017年12月27日閲覧)
- ^ 上山集楽(2017年12月27日閲覧)
- ^ 英田上山棚田団通信山陽新聞digital(2017年12月27日閲覧)
- 1 棚田とは
- 2 棚田の概要
- 3 日本の代表的な棚田
- 4 脚注
固有名詞の分類
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