化石の荒野とは? わかりやすく解説

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化石の荒野

原題:
製作国:日本
製作年:1982
配給:東映
スタッフ
監督:長谷部安春 ハセベヤスハル
製作:角川春樹 カドカワハルキ
プロデューサー:黒澤満 クロサワミツル

紫垣達郎 
原作:西村寿行 ニシムラジュコウ
脚本:丸山昇一 マルヤマショウイチ
撮影:森勝 モリマサル
音楽:萩田光雄 ハギタミツオ
美術:中村州志 ナカムラシュウジ
編集:鈴木晄 スズキアキラ
録音:福島信雅 フクシマノブマサ
スクリプター:遠藤功成 
助監督:飛河三義 
照明:渡辺三雄 ワタナベミツオ
キャスト(役名
渡瀬恒彦 ワタセツネヒコ (仁科介)
浅野温子 アサノアツコ (雪江千沙)
川津祐介 カワヅユウスケ (峰島悟)
郷鍈治(宍戸鍈治) ゴウエイジ(シシドエイジ) (山沢彦)
夏木勲 ナツキイサオ (中臣克明
佐分利信 サブリシン (中臣晴義)
田中明夫 タナカアキオ (平井剛一)
大木実 オオキミノル (坂本英夫)
加藤武 カトウタケシ (松本安男)
青木義朗 アオキヨシロウ (野川敬造)
竹井みどり タケイミドリ (ホステス
竹田かほり タケダカオリ (立花育子
江角英  (片山記者
片桐竜次 カタギリリュウジ (浅井カメラマン
角川春樹 カドカワハルキ (藤沢記者
室田日出男 ムロタヒデオ (荒井記者
鹿賀丈史 カガタケシ (清水記者
伊吹徹 イブキトオル (高秘書
宍戸錠 シシドジョウ (山崎警官
阿藤海 アトウカイ (岩下警官
垂水悟郎 タルミゴロウ (吉宗和也
范文雀 ハンブンジャク (田山恵子
解説
5千キロ金塊積んだ爆撃機終戦同時に消え36年後に一人の男の出世秘密とともにあばかれてゆく謀略数々を描く。原作は「黄金の犬」に続いて作目映画化作品になる西村寿行同名小説脚本は「ヨコハマBJブルース」の丸山昇一監督は「皮ジャン反抗族」の長谷部安春撮影は「女高生偽日記」の森勝それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
警視庁捜査一課部長刑事仁科介は深夜マンション自室帰って来て突然、二人連れの男に襲われた。意識回復した時は、目の前に彼の拳銃撃たれた男の死体転がっており、彼は罠にかけられのだった独力で事件解決しよう部屋を後にした。新聞被害者米人貿易商で「現職刑事犯行か謎を残して失踪」と載っていた。仁科友人であり、新聞記者島は彼の無実信じ協力することを誓った。彼と別れた直後仁科は千沙に声をかけられ、彼女の電話番号教えられた。仁科山沢という男から大物政治家中臣晴義の長男で、元警視庁エリート、現在は日本各地山岳地帯踏査している中臣克明尾行を5千万円の報酬依頼受けた山沢仁科を罠に陥れこの仕事をさせるのだと語った仁科すべての謎の究明につながると四国祖谷渓谷へ向った。金属探知機使っている克明たちを監視していた仁科は、逆に警察所在通報され危機一髪のところで四国脱出することができた。峰島から新し情報入った殺され貿易商来日するたびに、日本ウラニウム鉱社社長平井剛一と会っていた、というものだった平井中臣晴義とは第二次大戦当時上官部下の関係であり、平井山沢たちのボスでもあった。克明たちは日本アルプス駒ケ岳入った仁科も彼らを追って駒ケ岳行き凄絶死闘の未、ロープウェイゴンドラ乗り込んだが、ゴンドラは宙ずりのまま停止してしまう。警察緊急配備に、仁科は、自分追いつめられたことを知り、非常脱出装置使って原生林逃げ込んだ峰島戦時中陸軍情報部大尉だった平井剛一が敗戦直前厚木基地飛びたったまま消息を絶った爆撃機行方探していることを知った平井をはじめ陸軍情報部中佐中臣晴義と元厚木基地作戦部将校坂本英夫の3人は爆撃機とそのパイロット現在に至るまで執拗に探していたのだった。その爆撃機には5千キロ金塊搭載してあり、政府終戦和解工作使おうとしていたのだ。そして克明から仁科出生の秘密聞かされる爆撃機連山搭乗員たちはオホーツク不時着した際、仁科生家一夜過ごしたこと、そして金塊処分法をそこで話したであろうこと、それらを仁科が親から聞いているのではないか、というものだった仁科はなぜ罠にはめられたのか分って来た。克明と千沙とは兄妹であり、仁科父親は晴義であると教えられた。金塊旭岳にあるのではないかと、彼らは北海道へ向かう。そこでは激い銃撃戦が行なわれ、晴義の体に巻き付けたダイナマイトですべてが埋もれてしまう。胸を撃たれ仁科黙々と山を降りてゆく姿があった。

化石の荒野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 20:58 UTC 版)

化石の荒野』(かせきのこうや)は、1975年に発表された西村寿行による日本のミステリー・アクション小説、およびこれを原作として1982年に製作された日本映画


  1. ^ 中川右介「資料編 角川映画作品データ 1976-1993」『角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年』角川マガジンズ、2014年、282頁。ISBN 4-047-31905-8 
  2. ^ 角川春樹「§12 鬼龍院花子の生涯」『試写室の椅子』角川書店、1985年9月10日、100頁。ISBN 4048831895 
  3. ^ 〔引用者註〕角川春樹は『試写室の椅子』の中で配給収入4億5000万円と書いているが、その『試写室の椅子』を参考資料の中の1冊としている中川右介著『角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年』の2億6000万円を敢えて採用した。
  4. ^ a b c d e f g h i 「興行価値 日本映画 成功するか大作2本立」『キネマ旬報1982年昭和57年)4月下旬号、キネマ旬報社、1982年、180 - 181頁。 
  5. ^ 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P191
  6. ^ 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P191~192
  7. ^ 『化石の荒野』4Kデジタル修復版Ultra HD Blu-ray 封入解説書 12頁
  8. ^ a b c d e f 「『幻の金塊』探しに踊る 三千人殺到 混乱で中止」朝日新聞1982年4月12日23面


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