どうき‐づけ【動機付け】
動機づけ
動機づけ motivation
動機づけ
読み方:どうきづけ
行動を一定方向に向けて始発させ、推進し持続させる過程の全般を総称する用語。すなわち動機づけは動因と誘因の2つの概念を含むが、社会的動機づけの概念などはこれと相違する。学習心理学の分野では、動機づけの機能として次の3つが考えられている。①始発機能(energizing function):動機づけは行動を始発する役割をはたす。②選択機能(selective function):動機づけは始発した行動を維持し、方向づけ、また一定の刺激対象に向かうように行動を規制する役割をはたす。③強化機能(reinforcing function):動因低減による強化説を前提にすれば、動因が低減(もしくは解消)することによって、その行動の再現可能性は高められる。
動機づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 00:09 UTC 版)
動機づけ(どうきづけ、motivation/mòʊṭəvéɪʃən〈米国英語〉、m`əʊṭəvéɪʃən〈英国英語〉、モチベーション)とは、行動を始発させ、目標に向かって維持・調整する過程・機能。
- ^ 美濃哲郎、大石史博編『スタディガイド心理学』(ナカニシヤ出版、2007年)、p.57
- ^ ジョン・アデア著 『Effective Motivation.』 Pan. (1996). ISBN 0-330-34476-5.
- ^ 美濃哲郎、大石史博編『スタディガイド心理学』(ナカニシヤ出版、2007年)、p.59
動機づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 08:53 UTC 版)
直観的には、開集合は二点を区別する方法を与える。例えば、位相空間内の一点について、もうひとつの(相異なる)点を含まない開集合がとれるならば、それら二点は位相的に区別できる(英語版)と言う。このようなやり方で、同じ位相空間のふたつの集合が「近い」ということを、その空間上に具体的な距離函数を定義することなしに言及することができる。したがって、位相空間は距離空間の一般化とみなすことができる。 実数全体の成す集合 ℝ には、自然なユークリッド距離(函数 d(x, y) := |x − y|)がある。これを用いて、与えられた実数に対して、その実数の近い点(つまり、与えられた実数を x として、x からの距離が ε 内にあるような点)全体の成す集合について述べることができる。本質的に、x と ε 以内にある点は、ε の精度で x を近似するものである。着目すべきは、ε > 0 を常に保ったまま ε をより小さくしていけば、x をより高い精度で近似する点が得られることである。例えば、x := 0, ε := 1 とすれば、x と ε 内の距離にある点全体は、ちょうど開区間 (−1, 1) に属する点(つまり、−1 から 1 までの任意の実数)の全体になっている。同様に、ε := 0.5 とすれば、x と ε 内の距離にある点全体は開区間 (-0.5, 0.5) に他ならず、明らかにこちらの点のほうが ε = 1 の場合と比べて精度が高い。 このように、ε をどれほどでも小さく定義すれば、x の近似の精度はどれほどでも高くできる。特に、開区間(-ε, ε) の形の集合は x = 0 の近くの点に関するたくさんの情報を与えるものとなる。そこで、具体的なユークリッド距離の代わりに、このような集合を x に近い点の記述に用いることができる。この画期的な考えは広範にわたって重大な結果をもたらす。特に、0 を含む((-ε, ε) ではない)別な種類の集合の集まりを定義することで、0 とほかの実数との距離に関する異なる結果を求めることができる。例えば、そのように「距離を測る」集合は ℝ のみと定めれば、0 を近似する精度はこの ℝ ただ一つなのであるから、ℝ の元である任意の実数が 0 に近い(ある意味では、0 と任意の実数との距離が 0 であると思える)ということになる。このような測り方はつまり、ℝ に入るならば 0 に近く、ℝ に入らないならば 0 に近くない、という二択条件と考えればよい。 一般に、0 の近似に用いる、0 を含む集合族として開近傍系が定まり、その元は開集合と呼ばれる。実は、これらのことは実数の集合 ℝ に限らず任意の集合 X に対して一般化することができる。その場合、集合 X の与えられた点 x に対して、x の近似に用いる x の「周囲」の(つまり x を含む)集合の族を定義することができる。もちろん、そのような族は(公理と呼ばれる)ある種の性質を満足するようにしなければならない(そうでないと距離を測る方法がきちんと定義できない)。たとえば、X に属する任意の点は x を何らかの精度で近似するはずであるから、X は当該の集合族に入っているべきものである。ひとたび x を含む「より小さい」集合を定義し始めれば、x をより高い精度で近似する方向へ向かっていく。このようなことを念頭に、x の周りの集合族が満足することが求められるほかの公理も定めることができる。
※この「動機づけ」の解説は、「開集合」の解説の一部です。
「動機づけ」を含む「開集合」の記事については、「開集合」の概要を参照ください。
「動機づけ」の例文・使い方・用例・文例
- 内的動機づけ
- 学生を自発的な学習へと動機づけることが重要だ。
- 死の本能は、破壊への攻撃的衝動を用いるよう人々を動機づける。
- 外的に動機づけられた学生は報酬を得るために勉強する。
- 沢山の人々が動機づけこそ成功の元であると指摘してきた。
- 動機づけが強いほど外国語学習は効果があがる.
- 動機づけられる
- 論理的な言葉には主に動機づけするような機能があるのだろう−アーサー・ポップ
- 些細なことに動機づけられた要求
- 商業的に動機づけられない
- 共感、理解、および寛大さで表す、または共感、理解、および寛大さに動機づけられた
- 政治的に動機づけられた男性のグループ
- 積極的な動機づけの効果をもたらすもの
- 否定的な動機づけの効果をもたらすもの
- 理由や論理に一致しない動機づけ
- 善悪の考えに基づく動機づけ
- 人の考えや行動を支配する倫理的・道徳的原則に論理的に由来する動機づけ
- 動機づけとなる倫理的責任の自覚
- 感情と動機づけに関わる脳の構造の集合
- 動機づけのページへのリンク