助動詞 (国文法)とは? わかりやすく解説

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助動詞 (国文法)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 04:52 UTC 版)

国文法でいう助動詞(じょどうし)とは、時制などの文法機能を表す品詞である。付属語だが、助詞と異なり活用する。なお、言語学でいう「助動詞」は国文法では補助動詞に相当する。


注釈

  1. ^ a b サ変動詞に付く場合、「-さ」形に付くことが多いが、絶対ではない。例: 「熱せられ-」「熱され-」、「科せられ-」「科され-」、「発せさせる」、「感ぜさせる」
  2. ^ ある辞典[3]によると、五段活用以外の動詞に付く場合、本来は未然形接続だが、終止形に接続する用法が多くなっている。サ変・カ変については未然形・終止形のどちらにも付くとする辞典もある[要出典]
  3. ^ a b c d 表に示した普通体(常体)の活用形の他に、丁寧体(敬体)の活用形がある。語尾の形は、助動詞「です」や形容動詞と同様。
  4. ^ 語幹が1音節の形容詞(型)に付く場合、「さ」が入ることがある。例: 「よさそう-」「なさそう-」
  5. ^ a b c d これらの「-な」および「です」の形は、助詞「の」「ので」「のに」等が続く場合に現れる。連体形だが 一般の名詞を修飾することはできない。 なお、形容動詞を品詞と認めない立場では別の考え方になる。
  6. ^ サ変動詞に付く場合、「-すべきだ」 のように、文語体のサ変終止形「-す」が使われることがある。
  7. ^ 形容詞(および形容詞型助動詞)の終止・連体形 に 「です」(終止・連体形) が接続する形も見られる。
  8. ^ 成立にはいくつか説があり、「~てあり」から転じ、助動詞「り」の利用範囲の狭さから生まれたものというのが通説となっている。
  9. ^ そもそも清少納言は当代の日本語の乱れをよく批判しているので、書かれるのは当然といえる[要出典]
  10. ^ 例えば「ず」は上代の連用形「に」に動詞「す」のついた「にす」が縮約して生じたものといわれる[6]

出典

  1. ^ "れる". デジタル大辞泉. コトバンクより2021年2月15日閲覧 "られる". デジタル大辞泉. コトバンクより2021年2月15日閲覧
  2. ^ "せる". デジタル大辞泉. コトバンクより2021年2月15日閲覧 "させる". デジタル大辞泉. コトバンクより2021年2月15日閲覧
  3. ^ 林 巨樹 [監修] (1997) 『現代国語例解辞典 第二版 二色刷』(小学館) の「助詞・助動詞解説」
  4. ^ 山崎誠 & 藤田保幸 2001, p. 243.
  5. ^ 加藤重広 2007, p. 134.
  6. ^ 沖森卓也 2017, p. 96.
  7. ^ 沖森卓也 2017, pp. 95–96.


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