劇場版_炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャーとは?

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スーパー戦隊Vシネマ

(劇場版_炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー から転送)

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スーパー戦隊シリーズ > スーパー戦隊Vシネマ

スーパー戦隊Vシネマ(スーパーせんたいブイシネマ)は、特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」のオリジナルビデオ作品シリーズ。

概要

1996年、『超力戦隊オーレンジャー』の本放送放映終了後にスーパー戦隊シリーズの放映20周年記念として、オリジナルビデオ『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』が発売されたのが、スーパー戦隊Vシネマの始まりである。当時、スーパー戦隊シリーズの劇場版上映枠だった「東映まんがまつり」が「東映アニメフェア」に移行したため(別枠で「東映スーパーヒーローフェア」があったものの)映画化作品の上映機会が減っていた一方で、戦隊シリーズのビデオ販売やレンタルの成績は好調であった。そのような中で東映と出版社が共同で実施した『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のオリジナルビデオプレゼントには、東映側の予想を大幅に上回る10万本近い応募が集まり、これがきっかけとなって映画ではないビデオ作品制作の企画が立てられることになった[1]

当初は「スーパー戦隊OVシリーズ」というシリーズ名称であったが、『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』より、現在の名称に改められた。

当初の発売は基本的にTVシリーズ放映終了後の3月だったが、これはテレビ局と東映の契約上、放映中の作品のオリジナルビデオ発売ができなかったためである[1]2003年以降はテレビシリーズ放映期間中に本編のDVD発売と劇場版の公開、テレビシリーズ終了後に劇場版のDVDとVシネマ版が発売される形が定着している。『救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突!新たなる超戦士』(放送中の7月)や『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』(放送中の8月)のように変則的なリリースもあった。『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』以降の作品はTVシリーズ放映終了後の6月での発売に変更されている。『10 YEARS AFTER』シリーズの発売時期は固定されておらず、『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』は初めて秋(10月)の発売となった。

なお、過去には日本コロムビアからも『○○VS△△』のタイトルでスーパー戦隊シリーズの各作品の主題歌に関連するDVD・ビデオ・CDなどの商品が発売されていたが、本シリーズの各作品やその内容と直接の関連はない。現在では『○○ そして △△』のタイトルが用いられている。

テレビシリーズを放映しているテレビ朝日系列でも放映されており、2010年には『スーパー戦隊VSシリーズ劇場』において、『オーレンジャー』から『獣拳戦隊ゲキレンジャー』までのVシネマ作品が放映された。

シリーズ

VSシリーズ
発売年の当年度および前年度のスーパー戦隊の共演が主な内容となっている[注 1]。映画作品に移行した『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』以後もシリーズとして扱われている[2]
各テレビシリーズのヒーローが2作品ずつに登場する形で発売されているが、『忍者戦隊カクレンジャー』『未来戦隊タイムレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』『天装戦隊ゴセイジャー[注 2]』は1作品のみの登場となっている。また『救急戦隊ゴーゴーファイブ』と『侍戦隊シンケンジャー』以降の作品では前述のものとは別に、単独のオリジナル作品もリリースされている。
シリーズ節目の作品にあたる『百獣戦隊ガオレンジャー』(25作品目)と『轟轟戦隊ボウケンジャー』(30作品目)では、歴代作品から選抜された戦士と共演する『-VSスーパー戦隊』[注 3]と呼ばれる作品が制作された[注 4]。脚本や監督は新旧戦隊の両方に携わったサブライターや監督が担当する場合がほとんどである[注 5]
単独の『ゴーゴーファイブ』とメタルヒーローシリーズ宇宙刑事シリーズ)の『宇宙刑事ギャバン』と共演した『海賊戦隊ゴーカイジャー』を除き、タイトルはほぼ全て『○○戦隊△△(新戦隊)VS□□(旧戦隊)』[注 6][注 7]となっているが、両戦隊が一時的に対立することはあるものの、基本的に両戦隊が協力して共通の敵に立ち向かう物語が描かれる。現戦隊側はテレビシリーズの終了前、共演する前の戦隊は終了後の設定であるが、『ギンガマンVSメガレンジャー』のように現戦隊側も放送終了後という例外も存在する。
タイトルバック映像は、初期の作品では前者側戦隊のテレビ本編のOP映像をそのまま使用し、後者側戦隊のメンバーは全員テロップのみでの一括紹介となっていたが、『ゴーゴーファイブVSギンガマン』以降はVシネマオリジナルの映像が使用され、後者側の戦士も1人ずつの紹介となった。また、『アバレンジャーVSハリケンジャー』以降はタイトルバック自体が使用されないことも多くなっているが、『ゲキレンジャーVSボウケンジャー』(劇場版の『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』も同様)では戦隊メンバーのクレジット映像が独自に制作され、旧戦隊側も本人が登場している。シリーズ初期は、名乗りの際に前戦隊の変身や名乗りの時のBGMが流れており、戦闘に入ってからは現戦隊のOPか挿入歌が流れていた。
帰ってきたシリーズ[3][4]
2010年の『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー』以降のスーパー戦隊Vシネマは、劇場版での公開となった「VSシリーズ」に替わり[5]、番組終了後に展開する戦隊スペシャルプログラムである。題名に「帰ってきた」を冠し、小学館てれびくん編集部による書籍超全集が付いてくる。これには、プレックスのデザイン画とスタッフやキャストへのインタビューが収録されている。
劇場公開されるVSシリーズと異なり保護者層や大人のファン層が購入するため、内容はテレビシリーズよりも大人向けを意識したものとなっている[6]
海賊戦隊ゴーカイジャー』では東日本大震災の影響による制作スケジュールの逼迫や、従来よりも長期間放送された関係上Vシネマは制作されず、[要出典]超全集はBlu-ray・DVD第12巻限定版に付属した。
10 YEARS AFTER
テレビシリーズのキャスト陣の熱意で実現した2013年の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』は、「その後のスーパー戦隊」を描くという、それまでにない潮流を生み出した[3]

発売メディア

当初はVHSレーザーディスクを中心にリリースされていたが、2000年の『ゴーゴーファイブVSギンガマン』でレーザーディスクでの、2005年の『デカレンジャーVSアバレンジャー』でVHSでのリリースをそれぞれ終了。2001年にはそれまでの全作品をDVDメディアで再リリースした。DVDで再リリースされたVSシリーズのうち、Vシネマとして制作された作品のパッケージでは、背表紙の部分に「東映VCINEMA」の表記があり、東映Vシネマのシリーズという扱いとなっている。ただし一部の作品では「スーパー戦隊OVシリーズ」という表記が使われているものがある。

また2004年にはこれらの全作品がレンタル解禁され、スーパー戦隊Vシネマは全作品のDVDがレンタル可能となった。この他、2006年の『マジレンジャーVSデカレンジャー』ではDVD以外にUMDメディアでのリリースも行われた。

Blu-ray Disc(BD)としては2013年の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』からリリースを開始。それ以前のシリーズ作については、2016年3月・4月に2つのBOXに分割収録した「スーパー戦隊 V CINEMA & THE MOVIE Blu-ray BOX」がリリースされた(商品名に「MOVIE」とあるのは、リリース年が「スーパー戦隊シリーズ40作目」を放送するメモリアルイヤーである事から、BD化されていない歴代戦隊シリーズの映画作品も同時にリリースしているため)。

作品一覧

VSシリーズ

帰ってきたシリーズ

10 YEARS AFTER

スペース・スクワッド

スピンオフ

  • 『宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー』

関連作品

ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー
戦隊同士の共演の元祖。1978年3月公開。作中では、仮面ライダーキカイダーも存在する世界観であることが明言されている。
高速戦隊ターボレンジャー
バトルフィーバーJ以降の10戦隊とターボレンジャーが共演する特番を、同作品の第1話として放送。
スーパー戦隊ワールド
忍者戦隊カクレンジャー五星戦隊ダイレンジャー恐竜戦隊ジュウレンジャー鳥人戦隊ジェットマン地球戦隊ファイブマンの5戦隊の共演を描いた作品。
未来戦隊タイムレンジャー
最終話でタイムジェットに乗りゴレンジャーからの戦隊の歴史を振り返る。また、ゴーゴーファイブの紹介の際、自分たちと会ったと発言している。
スーパー戦隊VSシリーズ劇場
スーパー戦隊VSシリーズのうち、Vシネマ作品を分割してテレビ放送。
海賊戦隊ゴーカイジャー
ゴーカイジャーが変身する形で過去34戦隊が総出演。過去34作品からのゲストとして過去の戦士(変身前)も複数登場している。また、パチャカマックやアカレッドなど本シリーズに関連したキャラクターも登場する。
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦
スーパー戦隊Vシネマやスーパー戦隊祭の流れを汲む作品。ゴーカイジャーとゴセイジャーを中心とした35戦隊が共演する。
スーパーヒーロー大戦シリーズ(仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
いずれも、先に公開された『ゴーカイジャーVSギャバン』と同様に戦隊以外のシリーズとのクロスオーバー作品。第1作目では仮面ライダーシリーズと共演、第2作目では更に宇宙刑事シリーズが加わっている。

スーパー戦隊祭

スーパー戦隊Vシネマからの派生企画。いずれも上映時間が60分前後と短めであり、公開から早期の映像ソフト化を前提としているため、鑑賞料金が従来より安価の特別料金に設定されている。

劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』を除き、放送開始前の最新戦隊もゲスト出演する[2]。ただし、タイトル表記の2戦隊とは直接共闘及び対面はしない[注 8]。登場も変身後の姿のみだが、声はオリジナルキャストが担当しており、これが戦隊としての初アフレコとなる[2]

劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー
スーパー戦隊祭第1作目。当初はVシネマとして制作されたが、映画『ふうけもん』の公開中止に伴い、その穴埋めとして劇場公開され、以後のVSシリーズも劇場版として制作されるきっかけとなった。
侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!
スーパー戦隊祭第2作目。同作品より劇場公開を前提に制作される。
天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕
スーパー戦隊祭第3作目。前作『シンケンジャーVSゴーオンジャー』にゴセイジャーが登場した際の状況から、同作品でもゴセイジャー側はシンケンジャーの存在を認知している描写がなされている。
海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
スーパー戦隊祭第4作目。シリーズ初の戦隊以外のキャラクター(同作品ではメタルヒーロー)との共演作[注 9]として制作された。
特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE
スーパー戦隊祭第5作目。シリーズ中では唯一、2大戦隊の正式タイトルを含む形の作品。『スーパーヒーロー大戦』で表題の2大戦隊が対面済みである設定が受け継がれている。
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ
スーパー戦隊祭第6作目。2大戦隊だけでなく、キョウリュウジャーと同じ恐竜モチーフのジュウレンジャーとアバレンジャーが登場[2]。次年度のトッキュウジャーは本編終了後に登場する[2]
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE
スーパー戦隊祭第7作目。同作品をもって『VSシリーズ』が20年目を迎えた[7]
手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド
スーパー戦隊祭第8作目。
劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊
スーパー戦隊祭第9作目。

脚注

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注釈

  1. ^ ストーリー展開は現役側の戦隊の展開を踏襲しており、旧戦隊側は客演という形で(ゲスト出演者として)出演する。また、旧戦隊側の基地は登場しないことがほとんどである。
  2. ^ VSシリーズへの登場は『ゴセイジャーVSシンケンジャー』のみであるが、次作の『ゴーカイジャー』とは『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』で共演している。
  3. ^ 『ガオレンジャーVSスーパー戦隊』ではガオレンジャーとタイムレンジャーまでの歴代戦隊選抜チーム+歴代レッドの共演、『ボウケンジャーVSスーパー戦隊』ではボウケンジャーとハリケンジャーからマジレンジャーまでの4戦隊からの選抜チームの共演という形になった。
  4. ^ このため、『ガオレンジャーVSタイムレンジャー』や『ボウケンジャーVSマジレンジャー』は制作されていない。ただし、前者については日本国外版『ガオレンジャー』にあたる『パワーレンジャー・ワイルドフォース』の本編中において、前作『パワーレンジャー・タイムフォース』との競演が実現している。
  5. ^ ただし、『カーレンジャーVSオーレンジャー』、『シンケンジャーVSゴーオンジャー』、『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』の3作品は新戦隊側のメインライター(脚本)と監督を担当しているため、前作戦隊側は関わっていない。
  6. ^ なお、タイトルの「VS」は、いずれも「たい」と読む。『オーレンジャーVSカクレンジャー』は第1作となるため『超力戦隊オーレンジャー』の後にサブタイトルとして「オーレVSカクレンジャー」と付いている。
  7. ^ 『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』では両戦隊とも『○○戦隊』が付いたタイトルとなる。また、劇場版移行後は「劇場版」「THE MOVIE」「銀幕」などの表現も付くが、『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』ではそれらの表現が付かず独自のサブタイトルのみが付いている。
  8. ^ 特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』ではキョウリュウレッドがレッドバスター、ゴーカイレッドと短時間ながら対面している。
  9. ^ 前述の通り設定のみではあるものの、他のシリーズのヒーローが存在する世界観が描かれた作品としては過去にも『ジャッカーVSゴレンジャー』がある。

出典

  1. ^ a b 25MB 上 2002, p. 102.
  2. ^ a b c d e トッキュウジャー公式完全読本 2015, p. 64, 文・浮間舟人「トッキュウジャーの旅路 in 劇場版&TVスペシャル」
  3. ^ a b 40周年 2015, p. 92.
  4. ^ トッキュウジャー公式完全読本 2015, p. 62, 文・浮間舟人「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」.
  5. ^ 「宇宙船vol.132特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2011」、『宇宙船』vol.132(2011.春号)、ホビージャパン2011年4月1日、 別冊p.18、 ISBN 978-4798602134
  6. ^ トッキュウジャー公式完全読本 2015, pp. 80-81, 取材・構成 前田久「TOQGER MAIN STAFF INTERVIEW_07 會川昇」.
  7. ^ 『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』初日舞台挨拶 レポート! 東映[映画]

参考文献

関連項目

外部リンク


劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/03 16:01 UTC 版)

劇場版
炎神戦隊ゴーオンジャー
vs ゲキレンジャー
監督 諸田敏
脚本 香村純子
荒川稔久
出演者 古原靖久
片岡信和
逢沢りな
鈴木裕樹
福井未菜
高木万平
音楽 大橋恵
三宅一徳
主題歌 「炎神戦隊ゴーオンジャー」(OP)
「明日もゴーオンジャー」(ED)
撮影 松村文雄
配給 東映
公開 2009年1月24日
上映時間 57分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3.1億円[1]
前作 炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!
次作 侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦
侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!(シリーズ次作)
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劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』(げきじょうばん えんじんせんたいゴーオンジャー たい ゲキレンジャー)は、2009年1月24日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」『炎神戦隊ゴーオンジャー』の映画化作品であり、スーパー戦隊VSシリーズの一つ。

概要

21世紀に入ってからのスーパー戦隊シリーズは、夏頃に劇場版上映、翌年春に前年度の戦隊と共演するスーパー戦隊Vシネマ(以下、Vシネマ)のリリースという形が定着していた。『炎神戦隊ゴーオンジャー』と『獣拳戦隊ゲキレンジャー』が共演する本作も、当初は例年通りVシネマとして、DVDのレンタル・発売のみを予定していたが[2]、2008年12月、リリースに先駆ける形で2009年1月24日より「新春スーパー戦隊祭」枠として劇場公開されることが急遽決定する。

これは、同年1月17日より東映系で劇場公開される予定だった映画『ふうけもん』の上映中止に伴う代替措置であり[3]、映画冒頭でも劇場公開の経緯について「本作がVシネマ通算15作品目であることを記念して」と語られた。このため本作の映画鑑賞前売り券は発売されず、鑑賞料金も特別設定であった。また、Vシネマとしてのリリースも例年通りのスケジュールで行われたため、結果として公開開始から2カ月足らずという異例の早さでのDVD発売となった。

複数の戦隊が共演する作品の劇場公開は「東映まんがまつり」枠の『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』以来であり[注 1]、スーパー戦隊シリーズの単独劇場公開作品はこれが初となる。また、脚本の香村純子、監督の諸田敏の両名ともVSシリーズ初担当となる[4]

本作の劇場公開をきっかけに、以後のVSシリーズは劇場版での公開に移行することになり、今までのVシネマ作品としてのフォーマットでの制作は本作が最後となった。翌年以降はVSシリーズに代わるVシネマとして、各戦隊の後日譚を中心とした「帰ってきたシリーズ」が展開されている。

『ゲキレンジャー』本編で死亡した理央とメレは『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』におけるアバレキラーを踏襲した方法で蘇っている。時系列の関係で『ゲキレンジャー』の映画『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』に登場しなかったテレビ本編のレギュラー陣(深見ゴウ / ゲキバイオレット、久津ケン / ゲキチョッパー、ロン)は結果的に本作で映画初登場となった。

ゲキバイオレット/深見ゴウとゲキチョッパー/久津ケンはゴーオンジャーのことを知っていた様子であった。

メンバー全員が揃い踏みした時、ゴーオンジャー、ゴーオンウイングス、ゲキレンジャー、理央&メレとシリーズ最多の14人となった。オープニングのタイトルバックは、『獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー』同様メインキャスト14人のクレジットが撮り直されている。

本作はVシネマの本編に加え、本編前後に流れるゴーオンジャーのメンバーが進行役を務める映像や、後述の同時上映作品も含めて1本の映画を構成している。さらに最後には、ゲキレッド、ゴーオンレッド、シンケンレッドが一堂に会した。

同時上映作品

『'08真夏のゴーオンライブ!』
2008年夏に行われたトークライブショーのダイジェスト。
『'09ニューヒーロー戦力ファイル!』
侍戦隊シンケンジャー』『仮面ライダーディケイド』のプロモーション映像。

あらすじ

無間龍ロンとの戦いを終えて、しばらく経ったある日。真咲なつめの誕生日会のために旅から戻ってきた漢堂ジャン / ゲキレッドは、ガイアークのヌンチャクバンキと交戦したが、再会した宇崎ラン / ゲキイエローや深見レツ / ゲキブルーとともに異空間へ飛ばされてしまう。その後、深見ゴウ / ゲキバイオレット、久津ケン / ゲキチョッパー、そして炎神戦隊ゴーオンジャーが合流したが、戦いの最中、スピードルを始めとした相棒達の炎神ソウルとロンが封じられた慟哭丸を奪われてしまう。炎神ソウルを取り戻すため、ゴーオンジャーはゲキレンジャーから獣拳を教わることになる。

登場キャラクター

オリジナルキャラクター

ヌンチャクバンキ
ガイアークの害地水気スペシャル目。語尾は「…ッチャ」。ヌンチャクを振り回してのスピード戦法を得意としている。メカよりリンギを修得しているほか、中盤に慟哭丸ソウルを埋め込まれてさらにパワーアップする。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では大ザンギャックの怪人として登場。『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では宇宙犯罪組織マドーの怪人として登場し、最終決戦では仮面ライダーBLACK RXと交戦する。
デザインは酉澤安施が担当した[5]。ヌンチャクからの連想でブルース・リーをモデルにしている[5]
ロンバンキ
復活したロンがヌンチャクバンキの亡骸に憑依した姿。意識はロンのものであり、七本の龍の首が付いている。前作でパチャカマック12世を圧倒したゲキリントージャウルフと、エンジンオーG9の2体を圧倒するなどかなりの戦闘力を誇る。正義の味方の「超超スペシャルハイウェイバスター」と、ゲキレンジャーの「超超スペシャル激臨砲」でダメージを受け、巨大化するも、最後はエンジンオーG12とサイダイゲキリントージャの「スーパー戦隊炎神ビーストグランプリ」に倒され慟哭丸に戻される。
デザインは酉澤が担当した[5]。ロンの要素については篠原保によるオリジナルのデザインを踏襲している[5]。スーツはヌンチャクバンキの上半身を差し替えている[5]
臨獣トータス拳メカ
臨獣トータス拳の使い手。臨獣殿の残党。語尾は「…でまんねん」で若干関西訛り。「臨獣殿一の天才」を自称し、ヌンチャクバンキを最強の蛮機獣にして、世界を臨獣殿で支配しようと目論む。球体だった慟哭丸を炎神ソウルと同じ形状の慟哭丸ソウルに加工するほど技術力は高い。奪い取った炎神ソウルを不用と判断して捨てようとするなど、意外と口より先に手が出るタイプである。臨獣拳使いだがロンの存在を知っており、ロンを復活させようとする。最後はゴーオンジャーの「超超スペシャルハイウェイバスター」と、ゲキレンジャーの「超超スペシャル激臨砲」で倒される。
デザインは篠原保が担当した[6]。名前はメカであるが、メカ系のデザインは『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』の銘功夫で用いているため、メカ風にも見える生物としてデザインされている[6]

映画新規必殺技

炎神拳
ゴーオンジャーの5人がゲキレンジャーとの修行により体得した獣拳。モチーフはそれぞれのパートナー炎神。
ドルドル弾
オンオン弾
ブイブイ弾
バルバル弾
ガンガン弾
激臨炎神弾
リオがゴーオンレッドとゲキレッドに臨気注入を行い2人が相手に密着させた拳から激気と臨気を放つ技。
超超スペシャルハイウェイバスター
ゴーオンジャーの「スーパーハイウェイバスター」とゴーオンウイングスの「ウイングブースター」(2本)を合わせて発射する技。炎神ソウルなしでも使用可能。
超超スペシャル激臨砲
ゲキレッド・ブルー・イエローの「ゲキバズーカ」、ゲキバイオレットの「厳厳拳」、ゲキチョッパーの「捻捻弾」、そしてリオとメレの技を一斉放射する技。「激気合一」の強化版である。
スーパー戦隊炎神ビーストグランプリ
エンジンオーG12とサイダイゲキリントージャの合体技。12体の炎神、10体のゲキビースト、2体のリンビースト、そしてサイダインのオーラを一斉に発射し、ロンバンキを慟哭丸に戻した。

スタッフ

キャスト

炎神戦隊ゴーオンジャー

獣拳戦隊ゲキレンジャー

声の出演

スーツアクター

音楽

主題歌
オープニングテーマ「炎神戦隊ゴーオンジャー
作詞:マイクスギヤマ / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:Project.R大石憲一郎、岩崎貴文) / 歌:高橋秀幸 (Project.R)
前作同様、TVサイズではなく、ラストサビ(F#m転調後)も使用されている。
エンディングテーマ「明日もゴーオンジャー」
作詞:マイクスギヤマ / 作曲・編曲:TAKKRATTS / 歌:岩崎貴文(Project.R)
『ゴーオンジャー』の挿入歌。『ゴーオンジャー』がタイトルに含まれる作品のエンディングテーマが「炎神ラップ」でないのは本作のみ。
挿入歌
獣拳戦隊ゲキレンジャー
作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一 / 歌:谷本貴義ヤング・フレッシュ

宣伝活動

本作の公開を記念して、酒井一圭(『百獣戦隊ガオレンジャー』牛込草太郎/ガオブラック役)を中心に、戦隊OB俳優による自主制作CMがYouTube等の動画投稿サイトにアップされた[8]

これらはあくまでも非公式ではあるが、CM撮影に東映撮影所が使われたり、日笠淳プロデューサーからの謝辞の言葉が『ゴーオンジャー』の公式HP上に掲載された[9]

参加俳優は以下の通り。

百獣戦隊ガオレンジャー』より
超新星フラッシュマン』より
救急戦隊ゴーゴーファイブ』より
  • 原田篤(巽鐘 / ゴーグリーン役)
特捜戦隊デカレンジャー』より
  • 稲田徹(ドギー・クルーガー / デカマスターの声)

この他にも、戦隊関係者ではないが、大田恭臣(『ライオン丸G』虎錠之介/タイガージョー役)が参加している。

また、1月19日にはロフトプラスワンにおいて応援イベントが開催。1月20日に新宿バルト9で行われた完成披露試写会には、さとう珠緒(『超力戦隊オーレンジャー』丸尾桃 / オーピンク 役)が「応援団長」として、『オーレンジャー』当時の衣装で登場した。

他媒体展開

漫画

テレまんがヒーローズ』で能田達規による漫画版が掲載された。

映像ソフト化

  • 劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー(DVD1枚組、2009年3月21日発売[4]、2009年3月13日レンタル開始[4]
    • 映像特典
      • メイキング
      • 劇場予告編
      • TVスポット
      • VSデザインファイル
      • VS拳士列伝&蛮機獣図鑑
      • ポスタービジュアル
    • 初回限定特典
      • ヒューマンワールドパスポート

備考

  • 獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー』に登場したVシネマオリジナルロボット「ゲキリントージャウルフ」が本作でも再び登場した。しかし同作に登場したゲキレンジャーの強化形態「スーパーゲキレンジャー」は登場しない。
  • 『ゴーオンジャー』のテレビ本編との繋がりを考慮すると、エンジンオーG12の初登場時期とヨゴシュタインの戦死時期において矛盾が生じる[注 2]
  • 近年のスーパー戦隊Vシネマでお約束となっている「恐竜や」絡みの作品リンクについて、本作では範人と美希の二人がそれぞれバイトと常連客として面識があるという描写が登場した。監督の諸田敏によると「この下り(恐竜や)はカットしたほうが良くない?」と荒川に提案したが、「いや、ここは絶対に残してください!」と強硬に主張して、無理やり話にねじ込んだとのことである[10]。しかし、恐竜やの絡みは本作以降、『侍戦隊シンケンジャー』に関連した2作品(『シンケンジャーVSゴーオンジャー』と『ゴセイジャーVSシンケンジャー』)には登場せず、本作公開から約2年後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』本編で再登場している。

脚注

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注釈

  1. ^ 『ジャッカーVSゴレンジャー』は原作は「石森章太郎」名義であるため、「八手三郎」原作作品としては初。また「現役戦隊放送中に上映」(『ジャッカーVSゴレンジャー』公開時には『ジャッカー電撃隊』は既に終了)や、「両戦隊とも素顔の状態が登場」(『ジャッカーVSゴレンジャー』はジャッカー全員とモモレンジャー / ペギー松山が素顔登場)も初となる。
  2. ^ エンジンオーG12が初登場したのはGP-35で、ヨゴシュタインが戦死したのはその次のGP-36。しかしGP-35ラストでヨゴシュタインはホロンデルタールのネジを走輔に付けたため、走輔はGP-36中盤まで硬直化してしまうことになる。

出典

  1. ^ 「2009年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」、『キネマ旬報2010年平成22年)2月下旬号、キネマ旬報社2010年、 173頁。
  2. ^ 初期に発売された雑誌[要文献特定詳細情報]や東映ビデオのHP等より
  3. ^ 撮影終了も…中村雅俊の主演映画が公開中止”. スポーツニッポン (2008年12月16日). 2010年10月23日閲覧。
  4. ^ a b c 「宇宙船vol.124特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2009」、『宇宙船』vol.124(2009.春号)、ホビージャパン2009年4月1日、 別冊p.21、 ISBN 978-4894258549
  5. ^ a b c d e 百化繚乱 下之巻 2012, p. 301
  6. ^ a b 百化繚乱 下之巻 2012, p. 281
  7. ^ a b 福沢博文”. 株式会社レッド・エンタテインメント・デリヴァー. 2011年4月27日閲覧。
  8. ^ スーパー戦隊魂 super-sentai-tamashii supersentaitamashii さんのチャンネル”. 2011年8月20日閲覧。
  9. ^ 炎神戦隊ゴーオンジャー GP-48 正義カイサン|東映[テレビ]”. 2011年8月20日閲覧。
  10. ^ 『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』のパンフレットのインタビューより

参考文献

  • 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』 グライドメディア、2012年10月16日ISBN 978-4-8130-2180-3

外部リンク





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