前庭
前庭
前庭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:06 UTC 版)
前庭は三半規管と蝸牛に挟まれた内耳の中央にあり、側面の前庭窓で中耳の鼓膜部分と接している。その中には2つの袋があり球形嚢と卵形嚢と呼ばれ、これらの中に有毛細胞を持つ平衡斑が感覚器官として働く。嚢の中には平衡砂という炭酸カルシウムの結晶を乗せた平衡砂漠と呼ばれるゼリー状物質が有毛細胞を覆っており、身体の動きや傾きなどによって平衡砂漠が動き、それを有毛細胞が感知する。
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前庭(第1中庭、大中庭)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:05 UTC 版)
「カルナック神殿」の記事における「前庭(第1中庭、大中庭)」の解説
第22王朝(ブバスティス朝、紀元前945-715年頃)における前庭(中庭)は、幅103メートル、奥行き84メートルとなる。ここにある建築物は、いくつかのより古い建造物を取り込んでおり、それから元来のスフィンクス参道が移されたことが分かる。 セティ2世の聖舟祠堂 第19王朝のセティ2世(紀元前1200-1194年頃)の聖舟祠堂は、花崗岩と砂岩によるテーベ三柱神の聖舟休息所であり、中央にアメン、左にムト、右にコンスの聖舟を納める3つの部屋がある。 タハルカのキオスク(パピルス柱) 前庭には第25王朝のタハルカ(英語版)(紀元前690-664年)のキオスクの一部であった10本のパピルス柱のうち1本が残存する。もとは東西に出入口のある露天構造であり、神殿の儀式に関連したとも考えられるこの構造物は、その後、第26王朝(紀元前664-525年)のプサムテク2世(英語版)(紀元前595-589年)のものとなり、プトレマイオス朝の時代に修復を受けた。 ラムセス3世神殿 前庭の南側に、第20王朝のラムセス3世によって建造された小神殿がある。この神殿もセティ2世の聖舟祠堂と同じく第1塔門が建設される以前には、主神殿の外側に位置していた。メディネト・ハブ(英語版)のラムセス3世葬祭殿を縮小した形で構築されており、神殿の中庭の左右に各8体のオシリスをかたどる王の立像が並び、その奥に多柱室やテーベ三柱神の聖舟祠堂が備えられている。 ラムセス3世神殿の東隣(前庭入口)には、第22王朝のシェションク1世(紀元前945-924年頃、シシャク〈「旧約聖書」列王記 I 14. 25-26〉)の業績を記念した「ブバスティス門」があり、その外壁には、シェションク1世が捕虜を打ち据える場面が描かれる。 ピネジェムの像 第2塔門前の左側には、神官(第21王朝のアメン大司祭)ピネジェムの像が立つ。花崗岩の巨像の足元にはラムセス2世の王女ベントアンタ(もしくは王妃ネフェルタリ)の彫像が見られ、元来、第19王朝のラムセス2世のものであったが、第20王朝のラムセス6世(紀元前1143-1136年頃)のものとなった後、ラムセス11世(紀元前1099-1069年頃)の王女ヘヌトタウイと結婚した神官王ピネジェム1世が自身の名前を刻んだ。この巨像は復元され、現在の位置に建立されている。
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前庭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/26 16:33 UTC 版)
詳細は「前庭」を参照 内耳の中央部分であり、中耳の鼓室と接する。 前庭の膜迷路には卵形嚢、球形嚢と呼ばれる袋状の部分がある。卵形嚢と球形嚢の内がわには平衡斑と呼ばれる装置があり、頭の傾斜や直線加速度を感受する。 平衡斑のしくみは概ね次のとおりである。有毛細胞が並んでおり、それをゼラチン状の物質が覆い、その上に炭酸カルシウムの結晶が載っている。この炭酸カルシウムの結晶を平衡砂あるいは耳石といい、ゼラチン状の物質は平衡砂膜と呼ばれる。有毛細胞の毛は平衡砂膜の中に突き出ている。直線の加速度が生じると(例えばヒトが前方へ移動し始めると)有毛細胞と平衡砂の位置にズレが生じ、有毛細胞の毛が刺激される。その刺激が神経から脳に伝えられ直線加速度を感じるようになっている。卵形嚢の平衡斑と球形嚢の平衡斑は互いに垂直で、前者は水平方向の直線加速度を、後者は垂直方向の加速度を感受する。頭部を傾けたときも平衡砂がずれて有毛細胞の毛が刺激され、傾きを感受する。
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前庭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 06:47 UTC 版)
前庭は、池と盆栽と鉢植えや種々の草花の花壇で主に構成され、望嶽亭を南の端に設置している。望嶽亭からは、庭園と共に、富士山を眺めることができる。西側には、万年青や松葉蘭など花壇が設置された。
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「前庭」の例文・使い方・用例・文例
- 前庭の穴を埋める
- うちの前庭にはリンゴの木が2本ある
- 彼の家の前庭にはライラックが咲いていた。
- 耳石は内耳の前庭にある。
- 前庭には一面雑草が密生していた.
- ガレージを作るために前庭に屋根をつけて囲む.
- めんどりは(えさを探して)納屋の前庭をほじくり回していた.
- 七面鳥が尾を立てて(前庭を)歩き回った.
- 肥料のにおいのする前庭
- 泥々の前庭
- 東洋のある国々の宿で大きな前庭がありキャラバンのための設備を提供する
- 前庭の球を供給する女性の内部の外陰部の動脈の分岐
- 前庭球の静脈
- 前庭器官の有毛細胞と蝸牛の有毛細胞を供給する複合知覚神経
- 潤滑粘液を分泌する2つの後方の前庭分泌腺のどちらか
- 膣前庭に開く腺
- 建物の前庭を囲った屋根つきの廊下
- 神社の前庭
- 前庭という,動物の内耳にある器官
- 前庭器官という,動物の内耳にある器官
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