列車非常停止警報装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/25 03:31 UTC 版)
列車非常停止警報装置(れっしゃひじょうていしけいほうそうち)は、駅構内で非常事態が発生した場合に、列車や駅などに通報する保安装置である。「列車緊急停止スイッチ」「ホーム異常報知装置」等導入事業者により名称が異なる[1]。
- ^ 京王電鉄では、利用者に判り易くするために、当初の「ホーム非常通報装置」という名前から、「列車非常停止ボタン」に名称を変更した。
- ^ 車内信号閉塞式導入区間においては、後述する絶対停止型タイプの本装置を扱うことにより自動的に列車が絶対停止となるため、運転士や車掌へ緊急停止を知らせるためのブザー音や特殊信号発行機の設置は省略され、扱われた当該個所の本装置から動作確認音「ピーピーピー…」が流れるのみとなる。その代わりに、運転台に運転情報の確認が可能なモニタ装置が設置された車両(209系やE233系など)では、本装置が作動すると画面が自動的に本装置の作動情報画面に切り替わる仕組みになっている。
- ^ ただし、2016年4月4日に東京メトロ半蔵門線九段下駅で発生したベビーカーを挟んだまま発車した事故では、ホームの非常停止ボタンや車内の非常通報ボタンが押されたにもかかわらず、車掌が停止措置を行わなかったため、隣の神保町駅まで走行する結果となった。
- ^ かつて旧型のATCを使用していた時代は、保安装置はATCだったが信号確認は地上信号機を指差喚呼して運転をしていた。
- 1 列車非常停止警報装置とは
- 2 列車非常停止警報装置の概要
- 3 関連項目
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