出血毒とは? わかりやすく解説

出血毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 04:24 UTC 版)

出血毒(しゅっけつどく)または血液毒(けつえきどく、Hemotoxin,Hematotoxin)は、赤血球を破壊したり、プロテアーゼ(蛋白質分解酵素)の作用によってフィブリンを分解する事で血液凝固を阻害し、血管系の細胞を破壊する事で出血を起こさせる毒素である。臓器の変性や全身の組織損傷をも引き起こすので、血液毒という言葉は厳密には不正確である。血液毒による傷害は、多くの場合、非常に痛みを伴い、後遺症を残し、より重篤な場合には死に至るケースがある。速やかに治療しても手足を失う可能性がある。


  1. ^ Igari, Ryosuke; Iseki, Ken; Abe, Sachi; Syoji, Masakuni; Sato, Megumi; Shimomura, Keiko; Hayashida, Akiko; Sugiura, Asumi et al. (2010-03). “症例報告 マムシ咬傷により複視・眼瞼下垂をきたした1例”. Brain and Nerve = Shinkei Kenkyu No Shinpo 62 (3): 273–277. ISSN 1881-6096. PMID 20297733. https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1416100650. 


「出血毒」の続きの解説一覧

出血毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 10:46 UTC 版)

ヘビ毒」の記事における「出血毒」の解説

血液毒とも呼ばれる。主にクサリヘビ科ヘビが持つ毒。 詳細は「出血毒」を参照 血液プロトロンビン活性化させ、血液凝固させるその際凝固因子消費する為、逆に血液が止まらなくなる。さらに、血管系細胞破壊することで出血させる。血圧降下体内出血腎機能障害多臓器不全等により絶命する。特に腎臓では血栓により急性腎皮質壊死起すニホンマムシでは、 ブラジキニン遊離する酵素末梢血管血管拡張行い血圧降下させるホスホリパーゼA2溶血作用関与するトロンビン酵素細胞膜溶解する酵素血液凝固系作用する。 アリルアシダーゼ、エンドペプチダーゼタンパク質分解酵素で、咬傷部の骨格筋変性作用する出血因子毛細血管作用し強力に体内出血誘発する

※この「出血毒」の解説は、「ヘビ毒」の解説の一部です。
「出血毒」を含む「ヘビ毒」の記事については、「ヘビ毒」の概要を参照ください。

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