出水のツルとは? わかりやすく解説

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出水のツル

鹿児島県出水市

●よく聞ける時期
10月中旬から翌年3月中旬まで

●よく聞けるところ
出水市荒崎地区ツル保護地区その周辺)…「ツル観察センター市営有料)」は保護地区一望見渡せツル鳴き声間近に聞くことができる。

 クレインパークいずみ(出水市街地)…世界でも珍しいツル博物館で、鳴き声生態など数多く資料展示されている。

寄りみち
出水市は、昔は薩摩藩の北の守り拠点であり、いまでも麓地区には武家門、屋敷石垣生け垣などの武家屋敷群の跡が整然と残っている。公開武家屋敷竹添邸、上級郷土屋敷税所邸などが見どころだ。近くには市立歴史民俗資料館もある。

 出水のツルは、毎年10月中旬ごろ、出水平野荒崎地区)に越冬のために渡来する1万羽のナベヅルマナヅルなどである。

 渡来地の荒崎干拓地ではあるが、周辺には人家多く警戒心の強いツル大群このような人里近く間近に見ることができるのは、世界でも珍しいことである。

 渡来地のねぐらに集まるツル群れ鳴き交わす様はまさに壮観で、また3〜4羽の家族単位でねぐらと市内各所の餌場とを行き交うその飛行するツルの姿と時折鳴くツルの声は、この地の冬の風物詩となっている。

 出水のツルと渡来地は特別天然記念物指定受けており、また、ツル共存するという市民の心が、永年ツル保護しているのである出水のツル

アクセス

出水市荒崎地区
列車JR鹿児島本線出水駅から約10キロタクシー片道約2,500円季節運行周遊バスあり、大人1,200円、小人900円。
マイカー国道3号鹿児島向かって右手へはいる。「ツル観察センター」に駐車場あり。
<クレインパークいずみ>電車JR出水駅から約3キロタクシー片道600円。
マイカー国道3号から国道328号バイパスにはいり、米ノ津方面曲がった川ぞいにある。

問合せ先
出水市市民福祉部衛生環境課・鹿児島県出水市緑町−3、0996・63・2111


出水ツル渡来地

(出水のツル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 14:15 UTC 版)

出水ツル渡来地(いずみツルとらいち)は、鹿児島県北西部出水平野の水田地帯にあり、毎年10月中旬頃から翌3月頃にかけて約1万羽のツルが越冬する地区である。1952年に出水市内の245.3haが「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として国の特別天然記念物に指定され、2021年にはラムサール条約指定湿地に登録された。




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