内済とは? わかりやすく解説

ない‐さい【内済】

読み方:ないさい

表沙汰にしないで内々で事をすませること。

「もし青山親戚一同にこの事を—にする意向があるなら」〈藤村夜明け前

「内済」に似た言葉

内済

読み方:ナイサイ(naisai)

近世公事訴訟調停和解法。


内済

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 03:17 UTC 版)

吟味方」の記事における「内済」の解説

幕府の側では内済(示談)を強く奨励しているため、上記のように訴訟起こす前に家主名主何度も内済を勧め差日裁判当日)の前や審議始まった後であっても双方の間で和解成立すればいつでも訴訟取り下げることは出来た。 「様々に勧解の手尽して弥(いよいよ)熟談不調たる時は」というように、内済を第一とする方針で、特に金公事訴訟人のみの申し立てだけでも内済が認められていた。 内済の可能性があるうちは何度も日延願」を出すことが許され、特に金公事に関しては「裁判解決期限半年」という規定適用されなかった。 裁判上の内済は、和解案を記載し両当事者が連印した「済口証文すみくちしょうもん)」(「内済証文」)を奉行所提出承認の手続(「済口聞届」)を経ることで裁許同様の効力与えられる済口聞届奉行白洲申し渡し裁許同様に裏書消印の手続も必要とされた。 裁判役人による内済の奨励は、明治時代以後も「勧解」「調停」の制度受け継がれた。

※この「内済」の解説は、「吟味方」の解説の一部です。
「内済」を含む「吟味方」の記事については、「吟味方」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「内済」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「内済」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内済」の関連用語

1
内済し 活用形辞書
100% |||||

2
内済しろ 活用形辞書
100% |||||

3
内済せよ 活用形辞書
100% |||||

4
内済できる 活用形辞書
100% |||||

5
内済さす 活用形辞書
100% |||||

6
内済させる 活用形辞書
100% |||||

7
内済され 活用形辞書
100% |||||

8
内済される 活用形辞書
100% |||||

9
内済しうる 活用形辞書
100% |||||

10
内済しそう 活用形辞書
100% |||||

内済のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内済のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの吟味方 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS