内山紙とは?

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うちやま がみ [4] 【内山紙】

和紙の一。長野県東北端,飯山市野沢温泉村栄村などで産する(こうぞ)原料とするきめの細かい高級障子紙内山書院紙

内山紙

【工芸品名】
内山紙
【よみがな】
うちやまがみ
【工芸品の分類】
和紙
【主な製品】
障子紙永年保存用紙加工書道用紙、紙加工品一〆張り
【歴史】
内山紙の始まりは、江戸時代初期に、美濃製法を身に付け職人が、自分家で漉(す)いたのが始まりと言われています。内山紙の名はその地名から付けられたものです。多量コウゾを晒(さら)して白くする「凍皮」、雪晒し等、独特の技術作り上げました。
【主要製造地域】
長野県
【指定年月日】
昭和51年6月2日
【特徴】
原料はすべて和紙原料の中で最も強くしなやかなコウゾ使用し、パルプ使用していません。コウゾ100%の紙は強靱で、通気性保湿力に優れています。日に焼けず、強靱長持ちするため障子紙としては最適です。また、長期間わたって保存するための紙としても優れています。

内山紙(うちやまし)

所在地 長野県飯山市下水内郡栄村下高井郡野沢温泉村   
【主製品】 障子紙・かな料紙・紙加工品台帳用紙提灯紙・植物漉き込み民芸
内山紙の由来については不明ですが、寛文元年(1661)信濃国高井郡内山村(現木島平村内山)の萩原右衛門美濃から製法習得して帰り自家で漉いたのが始まりで、内山紙の名称は内山部落内山をとったものと伝えられています。

また、飯山市大字瑞穂小菅内山地籍当時隆盛極め小菅山修験場の神官僧侶需要にこたえるために、山岳民族(またぎ)が移動中に漉き法を習得したか、自然の知恵会得したかは不明ですが、山野自生するコウゾで紙を生産して供給して生活の一助とし、内山地籍内山取って内山紙と名づけたともいわれています。 いずれにしても確かな文献がありませんが、他から製法が伝わったことは事実です。

当時自生しているコウゾ使用し、冬の農家副業として広く信濃一帯製造されていたと思われます。 明治42年には長野製紙同業組合設立され1町12が加わり、抄造者1,130戸、販売業者175戸、原料業者49戸の計1,354戸が加入しました。しかし生産者次々と業種転換ていったため、昭和 24年には組合解散し、残った業者によって、北信内山紙工業協同組合設立され、伝統維持しています。

内山紙


内山紙

内山紙の良さは、原料には雪晒ししたコウゾを用い、木材パルプ混入ていないことです。コウゾ100%の手漉き和紙は、強靭通気性・通光性・保温力に優れています。さらに、の上晒すため、苛性ソーダ炭酸ソーダなどの薬品使用量が少なく、自然な白さが得られ、丈夫で日焼けせずに長持ちします。

内山紙は、現在では障子紙代名詞となっており、また変色しにくい性質強靭さから、筆墨紙としても優れており、官公庁使用される手漉き台帳用紙大部分はこの内山筆墨紙が占めるといわれています。




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