公図
公図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 12:03 UTC 版)
公図(こうず)とは、登記所が保管している旧土地台帳法の「旧土地台帳附属地図」である[1]。土地の境界や位置、地番などを示しており、「地図に準ずる図面」(不動産登記法第14条第4項)として扱われている。
- ^ 藤原勇喜『公図の研究 四訂版』財務省印刷局、2002年)p3。
- ^ 藤原勇喜『公図の研究 四訂版』p19。
- ^ 森下1995 pp.59-62
- ^ (毎日新聞 1993年5月31日夕刊、平成14年度土地家屋調査士試験 第4問)。
- ^ “地籍調査の必要性”. 川越市. 2011年5月2日閲覧。
- ^ 土地の重複や脱落を防ぐために、一筆の土地ごとに押さえながら調査したことに由来する。さらに、明治時代初期から作成された上述の地図を総称して「談合絵図」(だんごうえず)、「談子図」(だんごず)、「野取絵図」(のとりえず)などともいわれる(森下1995 p.60。平成14年度土地家屋調査士試験 第4問)。
- ^ 明治初年以降、土地ごとに地券を交付し、地券台帳を作成していた。“3.壬申地券から改正地券へ”. 平成15年度特別展示 地券の世界. 国税庁. 2011年5月10日閲覧。
- ^ * 新井克美『登記手続における公図の沿革と境界』(テイハン、1984)pp50-51。台帳、地図の写しが市町村に置かれた。
- ^ 『神戸市地籍図』(1910年)、『大阪地籍地図』(1911年)、『京都市及接続町村地籍図』(1912年)、『東京市及接続郡部地籍地図』(1912年)など。
- ^ 藤原勇喜『公図の研究 四訂版』pp3-4。
- ^ 従来、土地の表示は土地台帳に、土地の権利は登記簿に記載していたのを、登記簿に一元化した。
- ^ [登記情報提供サービス https://www1.touki.or.jp](一般財団法人民事法務協会が運用、会員登録が必要)。
- ^ 総務省「地籍整備の推進に関する政策評価 政策評価書」より「法務局・地方法務局との連携状況」[1]。
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