【全翼機】(ぜんよくき)
機体の全体が主翼となっており、主翼と胴体の区別ができない飛行機。
ブーメランに似た外観を持ち、全体が翼なので翼面荷重を小さくすることができる。
しかし機体の安定を得ることが難しく、また大きさの割に全幅が大きくなるという短所がある。
ユンカース、ホルテン、ノースロップなどが研究をおこなっていたが、実用例は少なく、Me163やB-2など。
主翼と胴体の境目がないため、レーダー反射面積が小さいという特長がある。
この利点はドイツのHo229で既に意識されていたが、敗戦のため実用化には至らなかった。
後にアメリカのYB-49が試験飛行中にレーダーから見失われたことがきっかけで見直され、B-2に応用された。
無尾翼機の一種であり、垂直尾翼を備えている場合も多いが、Ho229やB-2などは垂直尾翼も存在しない完全な無尾翼機である。
※全翼機について詳しいHPへのリンク
・全翼機の世界
http://www2s.biglobe.ne.jp/~FlyWing/FlyingWing.html
全翼機
全翼機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/13 02:08 UTC 版)
他の提案として、ジェットエンジンやロケットエンジンを動力とする全翼機という非常に珍しい提案も存在した。ホルテン兄弟は既存のホルテン Xの設計の経験を元に6発のターボジェットエンジンを動力としたホルテン Ho XVIII(英語版)を設計した。アラド社も6発のジェットエンジンを動力とした全翼機、アラド E.555の設計を提案した。しかしこれらの案は全て計画どまりに終わっている。
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全翼機
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「全翼機」の例文・使い方・用例・文例
- 全翼機という飛行機
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