全日本プロポケットビリヤード選手権とは? わかりやすく解説

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全日本プロポケットビリヤード選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 02:14 UTC 版)

全日本プロポケットビリヤード選手権日本ビリヤード協会(NBA)、日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)が主催して行っている日本選手権大会。SG1クラスに分類される。単に全日本選手権、海外向けにはオール・ジャパン・チャンピオンシップとも呼ぶことがある。1991年以降、ナインボールで競技されているが、2011年は男子のみテンボールで行われた。2002年より寬仁親王牌の名を冠している。

概略

国際オープン戦であり、海外からのプロも参加する。また、一部のアマチュア参加枠があり、アマチュア全国大会の優勝者(全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権の場合はMVP)、および国内オープン戦(G2以上)において「ベストアマ賞」受賞者が参加できる他、ステージ1の前に行われるアマチュア予選にエントリーすることもできる。

この選手権大会は世界プール協会(WPA)のランキングポイントの対象ともなっており、ファイナリストは翌年に開催される世界プール協会(WPA)が主催する世界ナインボール選手権への本選シード参加資格が与えられる。

この十数年は、毎年11月に尼崎のアルカイックオクト特設会場で開催されている。

歴史

1967年に初開催される。競技種目はローテーションであった。

1968年は藤間一男が世界14-1選手権へ参加するため渡米し2ヶ月間滞在。そのため本大会へ時間が割けず、開催されなかった。

1969年、競技種目に14-1が追加される[1]。後年、競技種目にナインボールが追加され、これらの競技における優勝者の他、総合優勝者が決定された。

1988年には女子プロ枠でも開催され、JPBA初の女子プロ原田美恵子(第3期生)が優勝した。

1991年の第24回大会からは競技種目がナインボールのみとなった。

2002年5月2日に霞ヶ関において「寬仁親王牌拝戴式」が行われ、日本ビリヤード協会総裁である寬仁親王より「寬仁親王牌」が下賜された。

2011年の第44回大会は男子の競技種目がテンボールに変更された。

2020年以降は3年連続中止。

歴代優勝者

歴代優勝者一覧
開催年 期間 男子優勝者 女子優勝者
1967 - 藤間一男 日本 -
1969 - ジョセフ・バルシス( アメリカ合衆国 -
1970 - 藤間一男( 日本 -
1971 - 浪江隆( 日本 -
1972 - 藤間一男( 日本 -
1973 - 田中守( 日本 -
1974 - ルー・ビュテラー( アメリカ合衆国 -
1975 - 角当哲朗( 日本 -
1976 - ジム・レンピ( アメリカ合衆国 -
1977 - ジム・レンピ( アメリカ合衆国 -
1978 - 角当哲朗( 日本 -
1979 - 奥村健 日本 -
1980 - 奥村健( 日本 -
1981 - 奥村健( 日本 -
1982 - 井上淳介( 日本 -
1983 - 井上淳介( 日本 -
1984 - 井上淳介( 日本 -
1985 - 戸田孝( 日本 -
1986 - アレン・ホプキンス( アメリカ合衆国 -
1987 - アレン・ホプキンス( アメリカ合衆国 -
1988 - 古波蔵保和( 日本 原田美恵子( 日本
1989 - 利川章雲 日本 朱雪莉( 中国
1990 - 花谷勝( 日本 ロリー・ジョーンズ( アメリカ合衆国
1991 - 小杉純一( 日本 原田美恵子 ( 日本
1992 - 利川章雲( 日本 梶谷景美 日本
1993 - 奥村健( 日本 陳純甄( チャイニーズタイペイ
1994 - 張皓評( チャイニーズタイペイ 高木まき子( 日本
1995 - 奥村健( 日本 朱雪莉( 中国
1996 - 楊清順( チャイニーズタイペイ アリソン・フィッシャー( イングランド
1997 - 高橋邦彦 日本 陳純甄( チャイニーズタイペイ
1998 - 張皓評( チャイニーズタイペイ 柳信美( チャイニーズタイペイ
1999 11月21日 ~ 11月23日 エフレン・レイズ フィリピン 梶谷景美( 日本
2000 11月23日 ~ 11月26日 アントニオ・リニング( フィリピン カレン・コー( アイルランド
2001 - コリー・デュエル( アメリカ合衆国 柳信美( チャイニーズタイペイ
2002 11月20日 ~ 11月24日 フランシスコ・ブスタマンテ( フィリピン 潘曉婷( 中国
2003 11月20日 ~ 11月24日 エフレン・レイズ( フィリピン 柳信美( チャイニーズタイペイ
2004 11月18日 ~ 11月23日 ラルフ・スーケット( ドイツ 梶谷景美( 日本
2005 11月21日 ~ 11月27日 奥村健( 日本 潘曉婷( 中国
2006 11月15日 ~ 11月19日 リー・ヴァン・コルテッザ( フィリピン 林元君( チャイニーズタイペイ
2007 11月19日 ~ 11月25日 呉珈慶( チャイニーズタイペイ 張舒涵( チャイニーズタイペイ
2008 11月19日 ~ 11月24日 ミカ・イモネン( フィンランド 潘曉婷( 中国
2009 11月9日 ~ 11月15日 フランシスコ・ブスタマンテ( フィリピン 韓雨 中国
2010 11月23日 ~ 11月28日 トーステン・ホーマン( ドイツ 林筱埼( チャイニーズタイペイ
2011 11月14日 ~ 11月20日 柯乗逸( チャイニーズタイペイ 陳思明( 中国
2012 11月12日 ~ 11月18日 張榮麟( チャイニーズタイペイ 周捷予( チャイニーズタイペイ
2013 11月18日 ~ 11月24日 柯乗逸( チャイニーズタイペイ 梶谷景美 日本
2014 11月18日 ~ 11月24日 レイモンド・ファロン( フィリピン 呉チーティン( チャイニーズタイペイ
2015 11月9日 ~ 11月15日 ヨハン・チュア( フィリピン 金佳映( 韓国
2016 11月17日 ~ 11月23日 柯乗逸(カー・ピンイー)( チャイニーズタイペイ 譚禾耘(チェン・ホーユン)( チャイニーズタイペイ
2017 ヨハン・チュア( フィリピン 陳思明( 中国
2018 高野智央 史天其( 中国
2019 鄭肖淮( 中国 韓雨( 中国
2023 呂輝展

脚注

  1. ^ CUE'S 2011年7月号(p.91)




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