全日本プロドリフト選手権とは? わかりやすく解説

D1 GRAND PRIX

(全日本プロドリフト選手権 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 04:28 UTC 版)

D1 GRAND PRIX(ディーワングランプリ)は、ドリフト走行の技術を競うモータースポーツの選手権である。通称は「D1グランプリ」「D1GP」。


注釈

  1. ^ いずれも自動車雑誌が主催。STCCはヤングバージョン誌、ドリコンGPはCARBOY誌、いか天はOPTION誌
  2. ^ D1グランプリにおいては、大手チューニングパーツメーカーなどの直系チームを「ワークス」と呼称することが多い
  3. ^ 熊久保信重が2005年に投入。2006年、4ドアの車両を駆る選手として初のチャンピオンに輝いた
  4. ^ ヴァリノも本社は日本国内であるが、タイヤの生産国は中国である
  5. ^ 太文字は2023年シーズンのオフィシャルスポンサーとなっているタイヤメーカー。それ以外はオフィシャルスポンサーではないが使用可能なメーカー。
  6. ^ 情報は2023年D1GPシリーズ登録申請タイヤ一覧[1]を参照。2023年4月12日時点での情報を記述する。
  7. ^ R31ハウスこと柴田自動車株式会社のオリジナルタイヤ。生産自体は中国のレイダンタイヤで行われているため一部サイズ・銘柄はシバタイヤのロゴを使用しているがレイダンとトレッドパターンが同じである。
  8. ^ 2011年はオフィシャルスポンサーから離脱していたが、ヨコハマタイヤを使用する選手は存在した
  9. ^ 斎藤太吾が2017年より導入したC6型コルベットが履いていたワンリSR390 315/35ZR20がこれに該当する。
  10. ^ ただし、決勝まで進出した場合は決勝タイヤとしてもう1セット使用できる。
  11. ^ 実際にパイプフレームを採用した事例として、HKSが製作した2005年のHKSハイパーゲンキレーシングIS220-Rと2017年のHKS Racing Performance 86 RS-3がある。前車は2000年に作成した筑波TA用アルテッツァの応用によりABCピラーとライト以外完全パイプフレーム化を決行。後者の場合はレギュレーションという制約から外れた究極のドリ車を作るというHKSのデモカー企画で作成されたため、シーズン導入は行われなかった。以降はエキシビジョンラウンドやD1関連イベント等大会レギュレーションの制約がない場所でD1ゼッケン・ハチマキ・フロントバナーを付けてD1マシンとして走行している。いずれの場合もゼッケンはNo.87で固定されている。
  12. ^ 実際レギュレーションの範囲内であればなんでもありという解釈が広まり、加工の有無が定められていない箇所をパイプフレーム化する者もいた。これに限ったことではないが、特にボディワークについては選手・チーム側と運営側にて解釈違いの衝突も多く、一例として2016年、斎藤太吾が第1・2戦で使用していたトヨタ・マークIIが第3戦以降シーズン参戦できなくなるという事態が発生した。
  13. ^ 2本目はキャンセルすることが可能。追走に向けてタイヤを温存したい場合などにキャンセルされることが多い。
  14. ^ 現行車両が登場しない状況を鑑み、「現行販売車種に限り、予選を免除する」というレギュレーションが2008年から数年間存在した
  15. ^ かつては3本走行可能であった
  16. ^ 山路審判員が参加せず、3名の大会も存在する。
  17. ^ 追走以降は神本審判員が副審査員となり、直接的には採点に関わらない大会も存在する。
  18. ^ 例えば、斎藤太吾はカーショップのFAT FIVE RACINGを経営している。また、末永正雄南日本新聞に勤務している。
  19. ^ シリーズ創設当初から審査員としてD1グランプリに携わっており、自動車雑誌「CARBOY」主催のドリフトコンテストでチャンピオンになった経験もある
  20. ^ 峠の走り屋出身であることからドリフトに造詣が深く、過去にドリコンのいかす走り屋チーム天国で全国大会3位の成績を収めたこともある
  21. ^ 2019年〜2021年は白の面積が圧倒的に多く、写真等で一見すると白一色にしか見えない。

出典

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  3. ^ a b V OPT 181 6 D1GP10年の歴史 Turning Point VIDEO OPTION YouTubeチャンネル、2018年1月2日
  4. ^ Video Option Vol.181 D1グランプリ10年の歴史
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  6. ^ 2004年のD1グランプリ、お台場で開幕”. レスポンス(Response.jp). 2020年8月24日閲覧。
  7. ^ 稲田大二郎/土屋圭市両氏のD1コーポレーション辞任について[リンク切れ]
  8. ^ ご報告!! - 土屋圭市オフィシャルサイト - K1 PLANNING[リンク切れ]
  9. ^ ドリキン土屋圭市の新勢力「ドリフトマッスル」が見えた! cilcccar、2011年4月1日
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  11. ^ 2023 D1Asiaはタイからスタート! D1オフィシャルサイト、2023年2月13日
  12. ^ a b c d 2023年D1総会資料 D1 OFFICIAL WEBSITE、2023年1月13日
  13. ^ 「D1GP過渡期を代表する滑走戦闘機」4G63を縦置きマウントした衝撃のFRランエボ! web option、2020年3月13日
  14. ^ 【新作】新型スープラドリフト&D1マシン製作記 - YouTube 2019年3月11日
  15. ^ 「最先端ドリフト仕様の今」これでキミも今日からD1グランプリ博士だ! web option、2020年5月23日
  16. ^ D1ライセンス規定 D1 OFFICIAL WEBSITE、2023年4月13日閲覧
  17. ^ ドリキン土屋圭市が立ち上げた「ドリフトキングダム」が9年の歴史の幕を下ろす Auto Messe Web、2019年12月28日
  18. ^ D1規則 D1 OFFICIAL WEBSITE、2023年4月13日閲覧
  19. ^ 2019年のD1GP、注目は復活した悪童と新鋭女子選手!?【D1GP ALL STAR SHOOT-OUT】 clicccar、2019年3月31日閲覧
  20. ^ D1車両規定
  21. ^ リヤラジエターの流行とOSAKA DRIFTでのクラッシュ続出には関係があった!?【D1GP】 clicccar、2018年4月9日
  22. ^ 「最先端ドリフト仕様の今」これでキミも今日からD1グランプリ博士だ! web option、2020年5月23日
  23. ^ Sタイヤがついに解禁!? D1GPのタイヤ戦争が激化したワケは…【TOKYO DRIFT】 clicccar、2016年10月28日
  24. ^ EV化したFRプリウスがD1へ参戦! WEB CARTOP、2015年1月11日
  25. ^ a b c Competition Method – 競技方法 – D1 OFFICIAL WEBSITE、2021年11月19日閲覧
  26. ^ 『モータースポーツパラダイス』(フジテレビ739)に土屋圭市が出演した際に発言
  27. ^ 2011 GRAN TURISMO D1グランプリシリーズ審査員決定!!(2011年1月27日)
  28. ^ 車輪倶楽部J SPORTS)2012年1月放送分
  29. ^ Scoring Method – 採点方法 – D1 OFFICIAL WEBSITE、2021年11月19日閲覧
  30. ^ D1GP RD.1 富士 詳細レポート D1 OFFICIAL WEBSITE、2022年4月23日
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  33. ^ D1 OFFICIAL WEBSITE - 2013 Series Ranking”. www.d1gp.co.jp. 2021年6月17日閲覧。
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  38. ^ D1 OFFICIAL WEBSITE - 2018 Series Ranking”. www.d1gp.co.jp. 2021年6月17日閲覧。
  39. ^ D1 OFFICIAL WEBSITE - 2019 D1 GRAND PRIX SERIES RANKING”. www.d1gp.co.jp. 2021年6月17日閲覧。
  40. ^ 2020年D1グランプリシリーズランキング”. d1gp.co.jp. 2021年6月17日閲覧。
  41. ^ 2007 D1GP Rd.5 エビス 単走 スーパードリフト V-OPT 163 ③ / 2007 D1GP Rd.5 Ebisu Tanso Super Drift【ENG Sub】 VIDEO OPTION、2017年11月2日
  42. ^ 蕎麦切広大選手が無双状態の筑波連戦、植尾勝浩選手は最年長優勝記録を更新! JAFモータースポーツ、2023年7月3日
  43. ^ D1GP RD.3&4 筑波 エントリーリスト D1 OFFICIAL WEBSITE、2023年5月23日
  44. ^ V OPT 185 ⑦ 2009 D1GP Rd.3 in OKAYAMA TSUISO FINAL VIDEO OPTION、2018年1月16日
  45. ^ D1グランプリ第3戦 4月23日(土)・24日(日) オートポリス(大分県) ダンロップモータースポーツ、2021年11月20日閲覧
  46. ^ ファルケンのハイグリップスポーツタイヤ装着車両がD1 GP開幕戦で総合優勝 Response、2014年4月8日
  47. ^ a b 【リニューアル】 D1GP 2023 シリーズ 生配信 は ビデオオプション がお届け! VIDEO OPTION、2023年5月1日



全日本プロドリフト選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 02:44 UTC 版)

今村陽一」の記事における「全日本プロドリフト選手権」の解説

2001年 - プライベート乗っているAE86型スプリンタートレノ参戦していた。第1戦にて優勝しその後上位入賞続けた最終戦日光では、ライバル谷口信輝勝てばシリーズチャンピオンを得るところまで詰め寄ったが、ドライSタイヤ4輪装着という作戦出た谷口スピード敗れシリーズ2となった2002年 - アペックスワークスドライバーとなり、アルテッツァ参戦した。主にミッション問題抱え一度ポイントを取る事ができなかったためアルテッツァ使用止めシーズン途中からRX-7FD3S)を投入したその後、第4戦と最終戦の2勝を挙げてシード権獲得しシリーズランキングは5位で終えた2003年 - 引き続きアペックスRX-7ドライブしシリーズ7戦中6回のポイント獲得、5回の表彰台、そして史上初の2連勝達成し自身初のシリーズチャンピオン獲得した2004年 - お台場エキシビジョンと第4戦オートポリスでのクラッシュや、マシン老朽化もあり、シリーズ中盤までは満足のいく成績を残す事ができなかった。しかし、第5戦のお台場でニューマシンを投入し優勝こそならなかったものの2位結果得た翌日オールスターバトル優勝果たしたところから、第6戦エビス最終戦筑波と3連勝果たした12月日米対決で4連勝期待掛かるものの、2位となったシリーズランキング3位終えた2005年 - 第1戦ではコントロールミスにより風間靖幸敗退、第2戦では追走1回戦にて織戸学敗退したそれ以降も第4戦ではアーム折れてリタイヤするなどの低迷はあったが、最終戦優勝得てシリーズランキング3位となった2006年 - アペックスD1撤退に伴いトップシークレット製作のORCZ33D1参戦しシリーズ15となった2007年 - Z332号機トップシークレットが製作。昨シーズンまでのRB26DETT搭載ワイドボディマシンから、VQ35ベース過給機をつけたスレンダーボディに変更した。第1戦エビスでは予選落ち喫したもののその後成績向上し結果的にシリーズランキング6位で終了した2008年 - トップシークレットD1参戦休止に伴い、昔から縁のあるオートプロデュースBOSS製作したS15で参戦した開幕戦から追走進出してシード入りを果たすと、以降斎藤太吾野村謙手塚強らとチャンピオン争い演じた最終的に最終戦実現した斉藤との直接対決敗れてシリーズチャンピオン逃がしたものの、移籍1年目シリーズランキング2位という好成績残した2009年 - 前年引き続きオートプロデュースBOSSのS15で参戦したこの年開幕戦から追走進出する活躍見せた開幕戦こそ決勝でマシントラブルにより野村謙次いで準優勝終わったものの、第2戦の決勝で再び野村対決し優勝果たした以降は必ずベスト8以内入りながらコンスタントポイント積み重ね最終戦ベスト8進出した時点D1史上初となる2回目シリーズチャンピオン獲得した2010年 - ブリヂストンD1撤退に伴いタイヤダンロップ変更となったこの年開幕戦お台場優勝し以降ベスト8以上に入り続け、第6戦のエビス優勝した時点最終戦待たずD1史上初の自身3度目シリーズチャンピオンとなり、また初のシリーズ連覇達成した2011年 - 東日本大震災影響により、開幕戦予定であったお台場6月延期となり、第3オートポリスからシーズンスタートした。この大会で単走スピン喫し20位に終わり追走ベスト8まで行ったところでによりD1初の中止となったため、単走のみの結果20位に終わった。しかし続く第4戦鈴鹿では準優勝、第1戦お台場では単走1位、追走2位獲得した。第7戦エビスでは、決勝ピットウォールクラッシュ準優勝終わったが、最終戦富士スピードウェイでは優勝果たしD1史上初の自身4度目3年連続シリーズチャンピオンとなった2012年 - 4年在籍したチームBOSS離れ日栄レーシングプロジェクトに移籍するマシン同じくS15シルビア参戦タイヤメーカー意向ダンロップからファルケンチェンジする2013年同様の体制参戦した2014年大阪トヨペット母体となるOTGモータースポーツへ移籍しマシントヨタ・86へとチェンジしている。この車両は元々海外チーム北米仕様サイオン・FR-Sベースフォーミュラ・ドリフト参戦用に製作途中だったものを買い取ったもので、日本到着後に左ハンドルから右ハンドルへと変更されている。エンジン今村希望からTRDNASCAR供給している5.8LV8エンジン搭載しており、このマシン駆りシリーズ7位を獲得した2015年同じくOTGモータースポーツから86参戦。本来はシーズン中盤からマシンレクサスLFA変更し参戦する予定であり、この年お台場エキシビションにて投入され、後のD1 WORLD CHAMPIONSにて斎藤太吾ムルシエラゴとの追走実現以降エキシビション走行したが、修理代が高額であるため結局実戦投入はされなかった。 2016年タイヤダンロップ変更エンジントヨタ製V型6気筒(1GR-FE)ツインターボになった2019年からMMMレーシングフェラーリ F550マラネロ(VR38DETT搭載)にて戦う。開幕戦筑波サーキットあいにくの雨で、開発進んでいない新型マシンであったこともあり1コーナークラッシュ喫した2020年以降D1参戦していないが、サーキットでの走行会などのイベント主催者として携わっている。

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