さきいれさきだし‐ほう〔‐ハフ〕【先入先出法】
先入先出法
先入先出法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 19:56 UTC 版)
先入先出法(さきいれさきだしほう)とは、先に取得したものから順に払い出されると仮定して、棚卸資産の取得原価を払出原価と期末原価に配分する方法である。英語では、FIFO(First In, First Out)という。
- 1 先入先出法とは
- 2 先入先出法の概要
先入先出法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 03:40 UTC 版)
先入先出法(First-in, First-out method、FIFO、ファイフォ)では、実際の物の流れとは無関係に先に仕入れた物から売れてゆくと考える。このため、在庫は常に後から仕入れた物だけが残っていると仮定して、期末棚卸資産(Ending Inventory)を評価する。 物価上昇時には売上原価が小さくなり売上総利益(Gross Margin)が大きくなるという特徴がある。物価が上昇すると最近仕入れた商品の販売単価が大きくなるために、売上原価(Cost of Goods Sold)が小さくなる。売上原価が小さくなると、売上金額が一定であるので売上総利益が大きくなる。このことは損益の計算において考慮されねばならない。 また、期末棚卸資産が時価に比較的近くなるという特徴がある。期末に在庫として残っている商品は最近購入した物の割合が高いためである。 計算例 期首棚卸資産(Beginning Inventory)が個数200個で5,000,000円分あった。当期仕入(Purchases)は6/20に20,000円の物を200個、10/18に29,000円の物を250個を購入しており、合計で11,250,000円分であった。(20,000×200+29,000×250=11,250,000) 売上は400個であった。 期末在庫250個の内、最後に購入したのは10/18に単価29,000円の250個の分である。 期末棚卸資産 = 29,000×250 = 7,250,000 売上原価 = 期首棚卸資産+仕入れ-期末棚卸資産 = 5,000,000+11,250,000-7,250,000 = 9,000,000 数量期首棚卸資産 200 400 売上原価 仕入 450 250 期末棚卸資産 金額期首棚卸資産 5,000 9,000 売上原価 仕入 11,250 7,250 期末棚卸資産 単位:個 単位:1000円
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