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偽物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/27 03:42 UTC 版)

(かれんビー から転送)

偽物語
ジャンル 青春怪異小説
小説
著者 西尾維新
イラスト VOFAN
出版社 講談社
レーベル 講談社BOX
発売日 上:2008年9月2日
下:2009年6月10日
巻数 上下2巻
アニメ
原作 西尾維新
監督 新房昭之
シリーズディレクター 板村智幸
シリーズ構成 東冨耶子、新房昭之
脚本 木澤行人、中本宗応
キャラクターデザイン 渡辺明夫
音楽 神前暁
アニメーション制作 シャフト
製作 アニプレックス講談社、シャフト
放送局 放送局参照
放送期間 2012年1月7日 - 3月17日
話数 全11話
関連作品
テンプレート使用方法 ノート
プロジェクト ライトノベルPJ ライトノベル
ポータル 文学

偽物語』(ニセモノガタリ)は、西尾維新によるライトノベル作品。『偽物語(上)』『偽物語(下)』の二巻構成となっており、〈物語〉シリーズ第3弾(通巻4, 5巻目)として講談社BOX講談社)から刊行された。イラストVOFANが担当している。2012年にテレビアニメ化された。

目次

概要

『偽物語』は21世紀初頭、私立直江津高校の周辺に出没する「怪異」に関わった少年少女を描いたライトノベル『化物語』の続編である。上巻は主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)の大きい方の妹・火憐(かれん)の話で第六話「かれんビー」、下巻は小さい方の妹・月火(つきひ)の話で最終話「つきひフェニックス」となっている。

時系列的には『化物語』がゴールデンウィーク明けの5月から6月の文化祭までの話だったのに対し、本作はその後の夏休み中の話となっている。テーマはタイトルにもなっている「偽物」と「本物」、そして「正義」。作者の西尾は『化物語』のボーナスステージ的な作品と位置付けており、本筋に無関係な雑談パートにも多くの紙幅が割かれている。『化物語』『傷物語』の6人のヒロインも引き続き登場するが、西尾の「登場人物は常に変化し続けるもの」との考えから、髪型や性格に変化がみられるキャラクターが多数存在する。なお、本作『偽物語』の執筆中に『化物語』のアニメ化が決定しており、作中にアニメ化にまつわるメタフィクショナルな発言が散見される。

箱絵は上が逆立ちをする火憐、下が和服を着た月火で対をなしており、イラスト担当のVOFANはシリーズで最も気に入っていると語っている[1]

当初は『偽物語』でシリーズが完結する予定だったため「つきひフェニックス」が最終話とされたが、羽川翼(はねかわつばさ)と八九寺真宵(はちくじまよい)について書き足りないことがあったため、続刊『猫物語』、『傾物語』が書き下ろされることになった[2]。そのため、『猫物語』以降のシリーズ作品の話数は形式上のものとなる。

あらすじ

かれんビー

蟹、蝸牛、猿、蛇、猫。直江津高校周辺に現れた怪異に関わった5人の少女の事件が解決し、文化祭を終えた夏休み、阿良々木暦は恋人の戦場ヶ原ひたぎによって学習塾跡に監禁される。千石撫子(せんごくなでこ)を苦しめていたおまじないを意図的に流行らせている人間がいるという。黒い喪服のようなスーツに身を包んだ男、その名は貝木泥舟(かいきでいしゅう)。かつて、ひたぎを騙した詐欺師の一人が再びこの町に現れたらしい。

栂の木二中のファイヤーシスターズの異名を持ち、正義の味方を自称する火憐と月火は、中学に流行ったおまじないの元凶である貝木の居場所を突き止めるが、返り討ちにあってしまう。暦は学習塾跡から脱出し、妹を助けるため、ひたぎと共に貝木と対決する。

つきひフェニックス

貝木泥舟との対決を終え、上の妹である火憐と少し仲良くなった暦。

夏休みの外出中、暦は影縫余弦(かげぬいよづる)と斧乃木余接(おののきよつぎ)と名乗る不思議な二人組と出会う。再会した貝木によると、彼女らは「不死身の怪異」を専門とするゴーストバスターだと言う。吸血鬼である忍野忍(おしのしのぶ)とその眷属だった自分が目的だと考える暦だったが、彼女らの真の目的は意外な人物だった。

彼女たちの目的、矛先が自分の小さいほうの妹である阿良々木月火 (あららぎつきひ) であることを知った暦。時鳥 (ほととぎす) の怪異に憑かれているという月火を目の前に不死身で偽物な彼女を自分の妹として、家族としてこれからも変わらず受け入れることを決意し、最終決着をつけるため、忍と共に影縫と余接の待つ塾の廃墟へと向かうのだった。




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註記

  1. ^ 本編放送終了後のClariSのCMでは、楽曲が使われなかったことに対して、演出上「ナイショすぎる。」とコメントされている。CMで使用されたアーティストのキャラクターは、渡辺明夫によるもの[5]
  2. ^ 放送対象地域はNOTTVを参照。

典拠

  1. ^ ダ・ヴィンチ」 2011年4月号 メディアファクトリー
  2. ^ 「オトナアニメ」Vol.13 2009年8月 洋泉社刊
  3. ^ リスアニ!」 2012年1月号 ソニー・マガジンズ
  4. ^ 「リスアニ!」 2012年4月号 ソニー・マガジンズ刊
  5. ^ アニメ!アニメ! - 「偽物語」EDにClariS アーティストイラストに渡辺明夫さん


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