保因者とは? わかりやすく解説

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ほいん‐しゃ【保因者】

読み方:ほいんしゃ

劣性遺伝病の原因となる遺伝子持っているが、発症していない人。また、ウイルスなどに感染していても症状現れていない人(無症候性キャリア)をいう。

[補説] 保因者は、一対(いっつい)(2本)の染色体一方病気の原因となる遺伝子をもつ。常染色体劣性遺伝場合正常な染色体が1本あれば発症せず保因者となる。X染色体劣性遺伝伴性劣性遺伝)の場合病気の原因となるX染色体(X')を1本だけもつ女性XX')は発症せず保因者となるが、男性(X'Y)は正常なX染色体がないため必ず発症する


保因者

英訳・(英)同義/類義語:carrier

表現形には現れないが変異遺伝子を持つ個体実験的に作成した純系をのぞき、ほとんどすべての個体がこれに当てはまる。または、ウイルスなどに感染した状態で症状のでない個体

保因者、キャリア

【仮名】ほいんしゃ
原文carrier

古典的な遺伝学では、常染色体劣性疾患原因となる有害アレル保有している個人のこと。臨床的議論の場では、疾患素因となる有害アレル保有する個人を指すこともある。

キャリア

(保因者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 01:30 UTC 版)

キャリアカリアキャリアー

career

英語発音: [kəˈriər] ( 音声ファイル)[1]カリア

carrier

英語発音: [ˈkæriər][2]ケァリア

電気・通信

生物・医学

運輸

固有名詞

フィクション

関連項目

脚注


保因者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:31 UTC 版)

遠位型ミオパチー」の記事における「保因者」の解説

縁取り空胞型三好常染色体劣性遺伝することがわかっている。劣性遺伝するということは発病していないが保因者として異常な遺伝子持っている人々存在するということでもある。患者に対して保因者はどのくらい存在しているのかということに関して縁取り空胞型遠位型ミオパチーを例にとると、正確な患者数不明であるが患者日本100程度存在する考えられている。単純に日本の人口1億人として計算する100万人に1人割合である。この病気の保因者はいったいどのくらい割合存在することになるかは、単純に計算する500人に1人である。そして、保因者同士パートナーとなる確率は1/500 x 1/500 = 1/250000であり、保因者の両親から病気の子供が生まれ確率は1/4。したがって100万人に1人病気ということになる。つまり、日本に保因者は20万人程度存在することになる。保因者は発病しないため、自分が保因者である自覚がないのが普通である。したがって今後毎年数名程度患者発生し続けることになる。

※この「保因者」の解説は、「遠位型ミオパチー」の解説の一部です。
「保因者」を含む「遠位型ミオパチー」の記事については、「遠位型ミオパチー」の概要を参照ください。

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