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俗ラテン語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/11 22:58 UTC 版)

ポンペイに残された選挙の落書き。民衆の話し言葉、俗ラテン語で書かれており貴重な資料である。

俗ラテン語 (sermo vulgaris, セルモー・ウルガーリス) とはロマンス語祖語である。俗ラテン語はローマ帝国内で話されていたが、その崩壊後、地方ごとに分化し現在のロマンス諸語になった。

古代ローマから現代にかけて使用されてきたラテン語は基本的に文献に残る文語(古典ラテン語)のことであるが、これに対し口語、つまり民衆の話し言葉があったことが文献に残されており、これを俗ラテン語という。ただし、「俗」という言葉は「野蛮な、劣った」という意味にとられがちであるため、「民衆ラテン語」 (Popular Latin) 、「ロマンス祖語」 (Proto-Romance) などの用語を主張する学者も多い。

なお、 sermo vulgaris とは「日常の言葉」の意味の古典ラテン語であり、下記の音韻の変化に従えば俗ラテン語では sermo volgare (セルモー・ヴォルガレ)となる。




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