三省堂 大辞林 |
かかく-だんりょくせい 7 0 【価格弾力性】
MBA用語集 |
価格弾力性
価格の変動によって、ある製品の需要や供給が変化する度合いを示す数値。
需要の価格弾力性の場合は、需要の変化率/価格の変化率の絶対値で表される。例えば、ある製品の価格を10%値上げしたときに、需要が5%減少したとすると、この場合の価格弾力性は0.5となる。

この値が1より大きいと「弾力性が大きい」といい、1より小さいと「弾力性が小さい」という。価格弾力性が小さい場合は、価格を変更してもほとんど需要は変化しないが、価格弾力性が大きいと、価格が変わると需要が大きく変化する。通常、コメや野菜などの生活必需品は価格弾力性が小さく、宝飾品などの贅沢品は価格弾力性が大きいといわれる。
価格弾力性は顧客セグメントによって多様であり、同じ顧客セグメントであっても状況とともに変化する可能性がある。例えば飛行機の場合、プライベートで利用するときとビジネスで利用するときとでは、座席のクラスが変わったりする。
価格弾力性はその製品のスイッチング・コストにも影響を受ける。例えば、使用に際して新たな学習が必要な製品でほとんど価格差がなければ、顧客はあえて違うメーカーの類似製品に切り替えようとはしない。たとえば、パソコンのソフトなどはスイッチング・コストが高いために価格弾力性が小さくなっている典型例といえる。
■ 関連語
スイッチング・コスト
マーケティング用語集 |
価格弾力性
の計算式で表せる。
価格の変化率より需要の変化率のほうが大きい場合、その製品やサービスは価格競争に陥りやすくなります。つまり、安い方が売れるということです。差別化の難しい日用品などは価格弾力性の高い商品の好例であるといえます。
ブランドロイヤリティの強化や価格以外の差別化要素を製品やサービスに付加してゆくことが重要となります。

ウィキペディア |
弾力性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/03/17 15:55 UTC 版)
(価格弾力性 から転送)
経済学において弾力性(だんりょくせい、英語:elasticity)とは、ある変数の変化率ともう1つの変数の変化率の比である。一般に、「AのB弾力性」という言葉があった場合、Bの変化率に対するAの変化率(=Aの変化率/Bの変化率)である。
この弾力性の概念は物理学から借用されたものである。
目次 |
需要の価格弾力性
需要の価格弾力性を考えてみる。価格の変化率(%)に対する需要の変化率(%)が需要の価格弾力性と呼ばれるものである。1%価格が変化したときに、需要が何%変化するかを表すことになる。変化率(%)を用いるのは、例えば100円変化した時の需要の変化は、もともと100円の商品なのか10,000円の商品なのかで意味が大きく異なるからである。
弾力性の絶対値が1を越えると弾力的、1を下回ると非弾力的と呼ぶ。
- 需要の価格弾力性が弾力的であれば、需要曲線の傾きは緩やかになる。この場合、値上げると需要が急に小さくなる。
- 需要の価格弾力性が非弾力的であれば、需要曲線の傾きは急になる。この場合、値上げても需要は大きく変化しない。
需要の所得弾力性
所得が1%増えたときに、増える需要の変化率を、需要の所得弾力性という。必需品は、所得に関係なく、需要がある。よって、必需品は需要の所得弾力性が小さい。
贅沢品(奢侈品)は、需要の所得弾力性が1より大きく、必需品は、1より小さい。
弾力性の例
同様に次のような弾力性を考えられる。
- 供給の価格弾力性
- 供給の所得弾力性
価格弾力性の決定要因
価格弾力性を決める要因は、代替財と時間に大別できる。食料品などの他の財で代替することの困難な財の価格は概して非弾力的となる。また原油価格が急上昇した場合など、長期に対して短期では概して価格はより非弾力的となる。これは代替財を見つけるのに時間がかかることがその一因と考えられる。
関連項目
- ラムゼイルール - 超過負担を与えない税率と需要の価格弾力性の関係
関連した本
- エネルギー需要の価格、所得弾力性に関する計量経済的研究 (1979年) (研究調査報告〈79-6〉) 日本エネルギー経済研究所 日本エネルギー経済研究所

