名目硬直性とは? わかりやすく解説

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名目硬直性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/29 05:30 UTC 版)

名目硬直性(めいもくこうちょくせい、: nominal rigidity)、あるいは価格の硬直性(かかくのこうちょくせい、: price-stickiness)、賃金の硬直性(ちんぎんのこうちょくせい、: wage-stickiness)とは、名目価格がなかなか変わらない状況を指す。完全な名目硬直性は関連の期間において、名目値の価格が固定されているときに発生する。例えば、ある特定の財の価格が、一年間の間、ひとつにつき10ドルに固定されている場合は名目値に関して完全に硬直的であるといえる。不完全な名目硬直性は名目値において価格が変化するものの、変化が完全に柔軟でない場合に発生する。マクロ経済学では、基本的に長期分析においては賃金・物価水準などは完全に柔軟であると仮定されるが、短期分析においては賃金・物価水準などは固定的あるいは粘着的であるとされる。


  1. ^ a b 続橋孝行 1983, p. 27.
  2. ^ 続橋孝行 1983, p. 31.
  3. ^ 続橋孝行 1983, p. 32.
  4. ^ a b c 清水, 千弘、渡辺, 努「家賃の名目硬直性」『フィナンシャル・レビュー』第106巻、財務省財務総合政策研究所、2011年。 [リンク切れ]


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