佐賀果試34号【サガカシ34ゴウ】(果樹)
登録番号 | 第14310号 | |
登録年月日 | 2006年 7月 13日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 佐賀果試34号 よみ:サガカシ34ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 佐賀県 | |
品種登録者の住所 | 佐賀県佐賀市城内1丁目1番59号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 八田聡、松尾洋一、末次信行、大原有美子、中村典義 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「不知火」の珠心胚実生から育成されたものであり、果形が洋梨形、果実の重さがかなり重、果皮色が橙の育成地(佐賀県小城市)では1月中旬に成熟するかんきつである。樹姿は中間、樹の大きさは中、樹勢は強である。枝梢の太さは中、節間長はやや長、枝梢のとげの多少はかなり少である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は中、葉身の大きさはやや小、葉身長はやや短、葉身幅は中、厚さは厚、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは長、太さは太である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さは中、幅は広、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は少である。果実の形は洋梨形、果形指数はかなり小、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は長いネック、放射条溝の多少は多である。果心の充実度は空、大きさは中、果実の重さはかなり重、果皮の色は橙、油胞の大きさ及び密度は中、凹凸は凸、果面の粗滑は中、果皮の厚さは厚、果皮歩合は大、剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は多、甘味は高、酸味は低、香気の多少は中、種子数は無、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期は早で育成地においては1月中旬である。隔年結果性は低、浮皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性は中である。「不知火」と比較して、葉が厚いこと、果皮歩合が大きいこと等で、「清見」と比較して、葉が厚いこと、果梗部の形が長いネックであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に佐賀県果樹試験場(小城市)において、「不知火」の珠心胚実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
佐賀果試34号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 08:45 UTC 版)
佐賀果試34号(さがかし34ごう)は、ミカン科ミカン属の柑橘類、タンゴールのひとつである。
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- ^ a b 九州農業研究 第67号(2005.5)果樹部会 カンキツ新品種‘佐賀果試34号’の特性2013年6月19日閲覧
- ^ 農林水産省品種登録データベース「佐賀果試34号」2013年6月19日閲覧
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