ていはつねつりょう 低発熱量 low calorific power
発熱量
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発熱量(はつねつりょう)は、一定の単位の燃料が完全燃焼するときに発生する熱量のこと。kcal/kgやkJ/kg、J/molのように、物質の単位あたりのエネルギーの単位で表される。一般にボンベ熱量計を用いて測定される。それぞれの燃料に固有の値を持ち、燃料の性能を表すもっとも重要な指標である。主に可燃性液体を扱うときに使われ、単位発熱量あたりで値段が比較されることが多い。
- ^ a b c 環境保全対策研究会編 『二訂・大気汚染対策の基礎知識』(3版) 社団法人産業環境管理協会、2005年、65-66頁。ISBN 4-914953-69-2。
- ^ a b NIST Chemistry WebBook
- ^ Key World Energy Statistics (2011), page 60
- ^ Key World Energy Statistics (2005), page 59
- 1 発熱量とは
- 2 発熱量の概要
- 3 天然ガスの高発熱量
低発熱量
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低発熱量(低位発熱量)もしくは真発熱量は、燃料中の水素から生成する水および本来含まれている水分の蒸発熱を高発熱量から差し引いたものである。すなわち、生成した H2O はすべて水蒸気として計算されるため、水を蒸発させるのに必要な蒸発潜熱は含まれない。燃焼ガス温度の計算には通常、低発熱量が用いられる。 高発熱量Hh と低発熱量Hl の関係は以下で示される。 気体燃料の場合 H l = H h − H w ( h 2 + 2 c h 4 + 2 c 2 h 4 + y 2 c x h y ) {\displaystyle H_{l}=H_{h}-H_{\mathrm {w} }\left(h_{2}+2ch_{4}+2c_{2}h_{4}+{\frac {y}{2}}c_{x}h_{y}\right)} ここで Hw :水蒸気 1 m3N の蒸発潜熱、2.0 MJ/m3N h2 , ch4 , c2h4 , cxhy :それぞれ気体燃料中の水素、メタン、エチレン、炭化水素の組成 を示す。 液体および固体燃料の場合 H l = H h − H w ′ ( 9 h + w ) {\displaystyle H_{l}=H_{h}-H'_{\mathrm {w} }(9h+w)} ここで H'w :水 1 kg の蒸発潜熱、2.5 MJ/kg h , w :それぞれ燃料中の水素および水分の組成 を示す。
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