伝送損失とは? わかりやすく解説

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でんそう‐そんしつ【伝送損失】

読み方:でんそうそんしつ

transmission loss通信経路において電波・光・音などの信号減衰する度合い。距離が離れることや機器接触不良無線通信フェージングによる劣化などが原因で起こる。単位デシベルdB)。伝播(でんぱ)損失


伝送損失(Transmission Loss)

光ファイバ内を光が伝わる際に、ある距離を進むと光が光ファイバ外部一部散乱したり、石英ガラス内に含まれる不純物によって一部吸収されたりして減衰してしまうため、これが伝送損失となる。たとえば、伝送損失3dB/kmといえば、光が1km進むとその強さが3dB低下(即ち半減)することをいう。なお波長によっても異なり一般的に波長長くなればなるほど散乱による損失少なくなるので長波領域光りファイバを使用すると低損失となり長距離伝送可能になるという特性を持つ。

伝送損失

読み方でんそうそんしつ
別名:伝播損失
【英】transmission loss

伝送損失とは、通信経路流れ信号が距離などに応じて減衰する度合いのことである。

伝送損失では、信号となりうる電磁波電気、光、音などは、送信側受信側の間の距離が離れていればいるほど伝送損失が起きる。また、減衰するのは距離だけではなく光ファイバなどの物理的な回線では距離に対して細すぎるケーブル減衰大きくなる他、損傷接触不良でも起きる。携帯電話においてはフェージングにより伝送損失が起きる。一般的にはこのような障害減少見込んだマージン設計行っている。

なお、ADSLでは、NTT収容局自宅の間の距離に応じて通信速度低下起きるが、これは伝送損失によってもたらされる現象である。

ちなみに、伝送損失の単位dBデシベル)で表現できる例えば、20dBの損失は、元の信号が1/10に減衰することであり、40dBの損失は元の信号1/100減衰することである。

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伝送損失

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/07 09:50 UTC 版)

伝送損失(でんそうそんしつ)とは、通信線路上を流れる電気信号光信号劣化度合いのこと。単位はデシベル(dB)。




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