伊吹の春【イブキノハル】(草花類)
登録番号 | 第5916号 | |
登録年月日 | 1997年 12月 8日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 伊吹の春 よみ:イブキノハル | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 12月 9日 | |
品種登録者の名称 | 岩田義朗、岩田悟 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地、愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 岩田悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「東海の雪」に「東海の泉」を交配して選抜,育成されたものであり,花は黄白色のやや大輪で,一輪仕立ての切花向きの品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は緑,強さはやや強,縦じわはやや低,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度は中,厚さはやや厚,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさはやや小である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10~49,分布は集中である。花弁の形は舟底弁,先端の形は尖る,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は 10.0~14.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は盛上ったドーム状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは30~39mm,花首の長さは40~59mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(愛知県稲沢市)における自然開花期は10月中下旬である。 「東海の峰」と比較して,葉の先端部分の形が尖であること,管状花数が少ないこと等で,「東海の雪」と比較して,葉の基部の形が凹形であること,葉の欠刻底部の形が丸いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において,「東海の雪」に「東海の泉」を交配し,その実生株の中から選抜されたもので,3年以降栽培を繰り返しながら特性を調査し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 伊吹の春のページへのリンク