仮想短絡

IT用語辞典バイナリ

仮想短絡

別名：仮想的短絡，仮想ショート，バーチャルショート
【英】virtual short, imaginary short

仮想短絡とは、オペアンプのプラス入力端子とマイナス入力端子の間の電圧差がゼロに近く、仮想的に短絡（ショート）している状態のことである。

通常、オペアンプは、負帰還の効果によって、プラスとマイナスの二つの入力端子の出力電圧が常にほぼ一致している（電圧差が0となる）状態になっている。この状態が、あたかも回路がショートしているように見えるため、バーチャル（仮想的）ショートと呼ばれている。

なお、仮想短絡は、実際にはショートしているわけではなく、二つの端子間に電流が通っているわけでもない。

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