交絡とは? わかりやすく解説

交絡

暴露疾病関連性が、第三要因影響によって過大または過小に評価されてしまう現象いいます例えば、喫煙肺がん関連性調べようとする場合調べようとする要因喫煙以外の要因飲酒など)ががんの発生率影響与えている可能性あります。このとき、飲酒が交絡要因該当し飲酒調査影響与えないように、データ補正する必要があります

交絡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 06:42 UTC 版)

交絡(こうらく、: confounding)は、統計モデルの中の従属変数独立変数の両方に(肯定的または否定的に)相関する外部変数が存在すること。そのような外部変数を交絡変数(confounding variable)、交絡因子(confounding factor、confounder)、潜伏変数(lurking variable)などと呼ぶ。したがって科学的研究では、第一種過誤(従属変数が独立変数との因果関係にあるという偽陽性の結論)と呼ばれるこれらの要因を避けるよう制御する必要がある。2つの観測された変数のそのような関係を擬似相関という。すなわち交絡が存在する場合、観測された現象の真の原因は交絡変数であるにもかかわらず、独立変数を原因と推論してしまう。


  1. ^ Pearl, Judea (2000). Causality: Models, Reasoning, and Inference. Cambridge University Press. ISBN 0-521-77362-8 
  2. ^ Bradford Hill, Austin (1965). “The environment or disease: association or causation?”. Proc R Soc Med 58 (May): 295–300. PMID 14283879. http://www.edwardtufte.com/tufte/hill. 
  3. ^ Hennekens, Charles H; Buring, Julie E; Mayrent, Sherry L (1987). Epidemiology in Medicine. Lippincott Williams & Wilkins. ISBN 0-316-35636-0 


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