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五式戦闘機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/23 10:46 UTC 版)
川崎 キ100 五式戦闘機
五式戦闘機(ごしきせんとうき)は第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍最後の制式戦闘機。キ番号(試作名称)はキ100。略称・呼称は五式戦。[1]非公式な愛称・通称としては「飛燕改」など。本機固有の連合軍のコードネームは存在しない。開発・製造は川崎航空機。設計主務者は土井武夫。
大戦末期に登場したため活躍は少ないものの、エンジンと機体のバランスが良く同時期の連合軍戦闘機と比べても遜色のない機体であったと評される。[2]
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- ^ 液冷エンジンの信頼性向上に取り組む自社明石工場に遠慮して早期に換装することを言い出せなかったと土井武夫は述べている。
- ^ この時、他のエンジンも候補に挙げられたが、生産に余力があること、さらにハ140と同等の出力を有することが勘案された
- ^ 三式戦二型の後方視界改善型を流用。
- ^ これは既に量産されていた海軍の彗星三三型の空力処理とまったく同様である。
- ^ 日本の戦闘機は総じてプロペラ直径が欧米機に比べ小さいので、最高速度は不利になるが、加速性には有利である。
- ^ 高高度では大気が希薄になるため、空冷エンジンでは冷却が困難になる。
- ^ ただし三式戦闘機より軽量化され翼面荷重が小さくなっている事から、操縦方法次第(急降下で速度を稼ぎ、再上昇する)では高空性能に有利に働く。飛行十八戦隊搭乗員の角田大尉によれば、三式戦では高度6000-800mのB-29に一撃かけるのがやっとだったが、五式戦では一度降下したあと再び上昇して二撃(下面攻撃)をかけることが可能であったと証言し、実際にB-29を撃墜した(#陸軍戦闘機隊289頁。3月24日の戦闘)。もちろん「一撃」や「二撃」であり、その高度を維持できていない事は、高空性能の不足を物語るものである。
- ^ 当時の日本機としては比較的高空性能に優れていた三式戦闘機すら、B-29の高高度性能との差は大きく、体当たり攻撃すら行われていた。震天制空隊の項目を参照。
- ^ ただし過給機は低空では重量・空気抵抗増加のため性能低下の要因にしかならない。インタークーラーを省略すれば当然ながら過給効果も低下するが、過給機自体が軽量小型化でき、低空での性能低下は緩和されるというメリットもある。また日本機は元よりインタークーラーの代用となる水メタノール噴射装置を採用している。
- ^ ただしアメリカが他国に先駆けていち早く排気タービン過給機の実用化に成功したのは、頻繁に交換する消耗品と割り切ったからであり、アメリカの豊かな国力ゆえの余裕と、追いつめられ手段を選べなくなった日本とでは立場が全く異なるが、「半ば使い捨て」という状況は同じであった。
- ^ 第506戦闘機群ジョン・ベンボウ大尉機、未帰還。
- ^ 秋本実著『日本の戦闘機/陸軍篇』1961年出版協同社刊57ページ
- ^ 航空情報編集部編『戦闘機WORLD WARII』(株)酣燈社1972年136ページ
- ^ #陸軍戦闘機隊296頁
- ^ #陸軍戦闘機隊295頁
- ^ #つばさの血戦274-275頁
- ^ 渡辺洋二「液冷戦闘機『飛燕』」朝日ソノラマ、1998年5月 p.345~346
- ^ #つばさの血戦291頁
- ^ 檜與平「紅の翼-ああ、ただ一機檜戦闘機隊-」(東京ライフ社、1957年)、#つばさの血戦289頁
- ^ #つばさの血戦288頁、#陸軍戦闘機隊298-301頁
- ^ #陸軍戦闘機隊287頁。角田政司(大尉)談。
- ^ #陸軍戦闘機隊306頁
- ^ Milestones of Flight Aircraft Collection
- 1 五式戦闘機とは
- 2 五式戦闘機の概要
- 3 現存機
- 4 参考文献
固有名詞の分類
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