二重美人【フタエビジン】(観賞樹)
登録番号 | 第13284号 | |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 二重美人 よみ:フタエビジン | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 館林市 | |
品種登録者の住所 | 群馬県館林市城町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 島野好次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ヤマツツジの偶発実生であり、花形は開いた漏斗形、花は鮮ピンク色のやや小輪で、庭園及び緑化樹向きの品種である。樹姿枝張りは狭株立状、樹高はやや高木性、2年枝の太さは細、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密はやや密である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は漸尖脚、葉身長は短、最大幅は狭、葉柄長は短、新葉表面の色は淡緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングルホースインホース、花冠の切れ込みは中、花冠上半及び下半の形は倒披針形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は強、花の直径はやや小、切開いた最大幅は狭、縦幅は中である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0104)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は濃紅(同0108)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡赤、柱頭の色は紫赤、がくの有無は有である。葉の持続性は落葉、開花期の早晩は中、四季咲性は無である。ヤマツツジ及び「ホンキリシマ」と比較して、花のタイプがシングルホースインホースであること、内側の主色が鮮ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者の公園(群馬県館林市)において、ヤマツツジの偶発実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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