乳糖

デジタル大辞泉

にゅう‐とう〔‐タウ〕【乳糖】

読み方：にゅうとう

哺乳類の乳に含まれている二糖類。わずかに甘い、無色結晶。加水分解でぶどう糖とガラクトースになる。人工乳などに利用。化学式C₁₂H₂₂O₁₁　ラクトース。

酪農用語解説

乳糖

乳糖は哺乳類の乳に特有の糖質で、グルコースとガラクトースが結合したものです。牛乳の乳固形分としてはもっとも多く、重要なエネルギー源でもあります。この乳糖の甘さはしょ糖（サトウキビから作った砂糖）の約5分の1なので、牛乳の甘さは砂糖の1％溶液とほぼ同じということになります。 しかし乳糖があるから牛乳が甘く感じるというわけではありません。乳糖を主役とし、新鮮な牛乳臭を発するアセトンなどの科学物質、まろやかな口当たりをする乳脂肪、コクを生み出す乳タンパク質などの脇役が牛乳の中で溶け合い、一緒になることで牛乳の風味を作り上げているのです。

日本化学物質辞書Web

ラクトース

分子式：	C12H22O11
その他の名称：	乳糖、Lactose、Milk sugar、4-O-β-D-Galactopyranosyl-D-glucose、ラクチン、ラクトビオース、Lactobiose、Lactin、4-O-β-D-Galactopyranosyl-D-glucopyranose、β-D-Gal-(1->4)-D-Glc
体系名：	4-O-(β-D-ガラクトピラノシル)-D-グルコピラノース、4-O-β-D-ガラクトピラノシル-D-グルコピラノース、ラクトース

「日化辞Web」で詳細を見る

生物学用語辞典

ラクトース

同義/類義語：乳糖
英訳・(英)同義/類義語：lactose, Lac

ほ乳類の乳に含まれる二糖類で、ガラクトピラノースとグルコピラノースがβ1-4結合で結合した化合物。

PDQ®がん用語辞書

乳糖

【仮名】にゅうとう
【原文】lactose

糖の一種で、牛乳や乳製品などに含まれる。

日本酒用語集

乳糖（にゅうとう）

ガラクトースとブドウ糖が結合した糖で、母乳や牛乳に多く含まれている。清酒酵母は、この糖を発酵することができない。

お菓子の辞典

乳 糖

・乳の中に含まれる糖（炭水化物)。砂糖に比べ甘さが少なくなる。ただし、純チョコ規格から外れるし、甘さに＜クド味＞がある事と粘度が上がり＜ボテ現象＞が起こりやすいので、使用量は約５～７％に止めるべきである。＜α－乳糖＞と＜β－乳糖＞がある。

ウィキペディア

ラクトース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/27 01:20 UTC 版)

ラクトース（Lactose）または乳糖（にゅうとう）は、二糖類の低甘味度甘味料。ショ糖の0.4倍の甘味を有する。

Weblio日本語例文用例辞書

「乳糖」の例文・使い方・用例・文例

• 乳糖分解酵素は小腸で作られる。