九大事件とは? わかりやすく解説

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九大事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 22:59 UTC 版)

九大事件(きゅうだいじけん)は、九州帝国大学および後身の九州大学に関連する事件。

  • 1927年の九州帝国大学法文学部内訌事件。法文学部5教授、1助教授が休職となった。
    1927年(昭和2年)10月13日、日頃より法理学担当教授・木村龜二の言動を不快に感じていた教員のうち法科教授5名(東季彦藤沢親雄佐々弘雄瀧川政次郎風早八十二)が、木村のほか山之内一郎・杉之原舜一を加えた計3名を糾弾する「建白書」を大工原銀太郎総長に提出したのに対し、木村派が、上記3名に大澤章・西山重和を加えた5名の連名で10月31日付「意見書」を公表、11月22日両派に対して「喧嘩両成敗」の形で文官分限令11条1項4号に基づき、木村派から木村・山之内・杉之原、反木村派から東・瀧川・風早の6名に休職処分が発令された事件[1]
  • 1928年の三・一五事件を受けて九州帝国大学において向坂逸郎石浜知行佐々弘雄の法文学部3教授、助手が退職、学生が退学に追い込まれた事件。
  • 九州大学生体解剖事件 - 1945年に九州帝国大学医学部において米軍捕虜に対する生体解剖実験が行われた事件。「相川事件」とも呼ばれる。
  • 九州大学電算センターファントム墜落事故 - 1968年に米軍板付基地のRF-4Cファントム偵察機が九州大学箱崎地区に墜落した事故。

脚注

  1. ^ 七戸克彦九州帝国大学法文学部内訌事件 : 東京帝国大学・京都帝国大学の内紛・辞職事例との比較」『法政研究』第81巻第4号、九州大学法政学会、2015年3月13日、141-224頁、CRID 1390572174708739072 



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