九五式重戦車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/28 12:54 UTC 版)
九五式重戦車(きゅうごしきじゅうせんしゃ)は日本陸軍が1935年(昭和10年)(皇紀2595年)に制式化した重戦車である。「九五式」の名は皇紀の下二桁から取られている。秘匿名称「ロ号」[3](「イ号」は八九式中戦車、「ハ号」は九五式軽戦車)。
- ^ a b c d 『第二次大戦の日本軍用車両』94頁
- ^ a b 佐山『機甲入門』570-571頁
- ^ 日本戦車記事『ロ号車は九五式重戦車』
- ^ ピーター・チェンバレン『世界の戦車』136頁
- ^ 『日本の重戦車』カマド、98ページ。
- ^ 1939年のイギリスの報告書によると、東京での展示会で一両の重戦車が展示されており、その武装を57 mm砲と、車体前方左側のQF(速射砲)としている。九一式重戦車には速射砲=37 mm砲は搭載されていないので、この車両は九五式重戦車のことである可能性が高い。また、九五式重戦車の仕様書に57 mm砲と書かれている資料も存在する。となると、九五式重戦車は初期には57 mm砲を、後に70 mm砲に換装した、あるいは、4両の内、最も初期に生産された車両が57 mm砲を搭載していた、という可能性を考えるのが妥当である(もっとも展示物であれば敵国への欺瞞としてスペックを低めに表記していた可能性も考えられる)。ソースは*[1]の10分22秒から。
- ^ ピーター・チェンバレン『世界の戦車』215頁
- ^ 佐山『日本陸軍の火砲』296頁
- ^ 佐山『日本陸軍の火砲』277、288頁
- ^ 『第二次大戦の日本軍用車両』93頁
- ^ 佐山『機甲入門』258頁
- ^ 『日本陸軍の戦車』53頁
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