乙嫁語り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 04:27 UTC 版)
『乙嫁語り』(おとよめがたり、The Bride's Stories)は、森薫による日本の漫画作品であり長編第2作目の作品である。エンターブレイン発行の隔月誌『Fellows!』volume1(2008年10月発売)より連載を開始し、同誌が年10回刊『ハルタ』へと誌名変更されてからもvolume80まで基本的に毎号連載されていた。同誌の看板作品となっていた[1]。2021年4月20日に創刊された『青騎士』(KADOKAWA)にNr.2Bより移籍して連載されている[2]。『Fellows!(Q)』(エンターブレイン)全3号にも番外編が掲載されている[1]。
注釈
- ^ ホーキンズがスミスの母に宛てた手紙によるとクリミア戦争の後、ロシアによるトルキスタン進出が始まる前なので1856年から1864年ころとなる。
- ^ 実兄アゼルが族長となってからは、関係はある程度修復された。
- ^ 遊牧民社会では末子相続が一般的であるため。
- ^ 加えて、スミスの父が議会へ参画していることから、実家はジェントリまたはそれ以上の階級に所属するとみられる。
- ^ スミスの故国であるイギリスでは、夫婦が揃うのが正式な客への応対であるため。また饗応役は妻の務めであり、客の側も夫人に挨拶するのが礼儀となる。
- ^ あとがきに拠れば、19世紀ごろまであったイスラム文化圏の風習。子を持つ既婚女性同士が、生涯にわたる友情を誓いあい、その証に儀式として夫婦間の婚姻のように縁組を行う。死後には財産分与なども行い同じ墓に入るなど、実際に家族同様な扱いになるという。
- ^ イスラム教の一夫多妻制には、戦争などで未亡人となった女性を救済する意味がある。これに基づき、救える力があるなら使うべきではないかと考えた、と語った富豪に対し、スミスは「自分の国にも同じような考えがあります」と答えている。
出典
- ^ a b “新人メインの兄弟誌Fellows!(Q)誕生!乙嫁&乱の番外編も”. ナタリー (ナターシャ). (2011年11月15日) 2012年3月4日閲覧。
- ^ “青騎士第2号はA・B分冊、久慈光久の新連載や「乙嫁語り」移籍連載など始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月18日) 2021年6月18日閲覧。
- ^ a b マンガ大賞2014受賞作・森薫『乙嫁語り』で描かれる濃密で美しい食卓の情景 - exciteニュース
- ^ 三省堂 大辞林 和名類聚抄より。“乙嫁の意味・解説”. Weblio. 2015年2月13日閲覧。
- ^ 小学館 『新選古語辞典』新版 中田祝夫編 191ページ
- ^ “森薫の最新作! 『乙嫁語り』、ついに刊行スタート!”. エンターブレイン. 2015年2月16日閲覧。
- ^ “乙嫁語り:超豪華仕様のワイド版発売 森薫の肉筆再現 こだわりの紙、製本”. MANTANWEB. MANTAN (2021年8月20日). 2021年8月20日閲覧。
- ^ 家の紋章が彫り込まれており、サイン代わりに書類に捺印したり、手紙の封ろうを押すために使用される。かつて結納とした純金の時計とは異なり、資産として価値があるものではないが、スミスは身分を証立てる役割を持つ紋章入りの品を贈る事で、婚約の印としている。
- ^ “乙嫁語り 1”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 2”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 3”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 4”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 5”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 6”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り」7巻発売を記念して、吉田尚記のラジオ番組に森薫が生出演”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年2月16日) 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 7”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 8”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 9”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 10”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 11”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 12”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 13”. KADOKAWA. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “乙嫁語り 14”. KADOKAWA. 2022年10月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 1」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2021年8月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 2」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2021年9月18日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 3」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2021年9月18日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 4」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2021年10月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 5」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2021年11月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 6」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2021年12月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 7」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年1月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 8」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年2月19日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 9」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年3月19日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 10」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年4月26日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 10」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 12」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年8月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 13」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2022年10月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り<ワイド版> 14」森 薫 青騎士コミックス”. KADOKAWA. 2023年1月20日閲覧。
- ^ “「乙嫁語り」あとがきちゃんちゃらマンガ描き下ろしのコンビニ専売ムック”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年1月1日) 2021年3月15日閲覧。
- ^ a b “「乙嫁×信長」合同フェアで主人公カップルが夢の共演”. ナタリー. ナターシャ (2012年1月30日). 2012年3月5日閲覧。
- ^ “Twitter / fellowsmanga: 10月のサイン会では作家さんだけでなく、フェローズもゲッサン ...”. Fellows? (@fellowsmanga) - X(旧Twitter). エンターブレイン (2012年1月23日). 2013年4月20日閲覧。
- ^ “ゲッサン「信長」カレンダー全サ&Fellows!作家25名襲来”. ナタリー. ナターシャ (2012年2月10日). 2012年3月5日閲覧。
- ^ a b c “「大乙嫁語り展」開催!森薫の生原画など100点以上、入場券はグッズ付きもあり”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月28日) 2022年1月29日閲覧。
- ^ “ところざわサクラタウンで大好評を博した、森薫による人気漫画の原画展『大乙嫁語り展』、京都、秋田に続き、横浜での開催が決定!”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2023年6月23日閲覧。
固有名詞の分類
- 乙嫁語りのページへのリンク