主題優勢言語とは? わかりやすく解説

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主題優勢言語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 09:59 UTC 版)

主題優勢言語(しゅだいゆうせいげんご、: topic-prominent language)とは、通常の文には統語的に「主語」が存在する主語優勢言語(subject-prominent language)に対置される、必ずしも「主語」を要さず、また、それに相当する「主題」が、統語的とは限らず言語によって格助詞などで示されたりする言語である。話題卓越性言語ともいう。例としては、日本語朝鮮語中国語インドネシア語など東・東南アジアの諸言語がある(東アジア言語参照)。言語類型論的観点からチャールズ・N・リーとサンドラ・トンプソンが1976年に提唱したものである[1]


注釈

  1. ^ 「うなぎ文」の呼称は奥津敬一郎による[2]
  2. ^ 語順によるもの、主題を強調する言い回し、「は」に当たる助辞を用いるものなど。

出典

  1. ^ Li, Charles N. and Thompson, Sandra A. 1976. "Subject and Topic: A New Typology of Language". In Charles N. Li. Subject and Topic. New York: Academic Press.
  2. ^ 奥津敬一郎『「ボクハ ウナギダ」の文法—ダとノ』くろしお出版、1978年、21頁。 


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