主成分分析とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 主成分分析の意味・解説 

しゅせいぶん‐ぶんせき【主成分分析】

読み方:しゅせいぶんぶんせき

多変量解析において、分析対象特徴づける複数変数の中から、より対象特徴総合的に説明できる少数変数主成分)を選択する統計的技法


主成分分析

読み方しゅせいぶんぶんせき
【英】:principal component analysis

解析対象に対して, 複数量的特性についての値が得られているときに, これらの特性との関係をできるだけ失わないようにして, 元の特性1次式表される総合特性値いくつか求め方法. 総合特性値主成分といい, それらの係数は, 分散対角項, 共分散を非対角項とする分散共分散行列または対角項を1, 非対角項を相関係数とする相関係数行列固有ベクトルを, 固有値大きい方から順に選ぶことによって求められる.

「OR事典」の他の用語
統計:  クラスター分析  主成分分析  判別関数  回帰分析  因子分析  多変量解析  多次元尺度構成法

主成分分析

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 13:42 UTC 版)

主成分分析(しゅせいぶんぶんせき、: principal component analysis; PCA)は、相関のある多数の変数から相関のない少数で全体のばらつきを最もよく表す主成分と呼ばれる変数を合成する多変量解析の一手法[1]。データの次元を削減するために用いられる。


注釈

  1. ^ : (Kosambi–) Karhunen–Loève transform、KLT
  2. ^ : Karhunen–Loève expansion
  3. ^ : Hotelling transform
  4. ^ : proper orthogonal decomposition、POD
  5. ^ 心理測定、心理統計学などとも呼ばれる。
  6. ^ 数学的な共通点は多いものの、厳密には主成分分析と因子分析は異なる手法である。両者の違いに関する議論は例えば Jolliffe 2002, Chapter 7 を参照。
  7. ^ : empirical eigenfunction decomposition
  8. ^ : empirical component analysis
  9. ^ つまり事前処理として、生のデータの各成分から成分ごとの標本平均を引く。
  10. ^ たとえば列のラベルには "年齢", "性別", "身長", "体重" など一般的な属性が入り、行のラベルには "藤原", "木曽", "北条", "徳川" など事例を特定する識別子が与えられる。行と列のどちらにラベルを与えるかは本質的ではなく、列と指標を対応させることは単に慣習による。
  11. ^ arg maxx f(x)f(x)最大値をとるときの引数 x またはその集合を与える(arg max を参照)。作用素 arg max によって与えられる集合のは最大値点と呼ばれることが多い。
  12. ^ ゼロでない任意のノルムのベクトルが方程式を満たすため、実際には以下の方程式の解から単位ベクトルとなるものを選ぶ。
  13. ^ Rpp 次元の実数空間を表わす。
  14. ^ これらのベクトルは正規直交系をなす。

出典



「主成分分析」の続きの解説一覧

主成分分析

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 21:08 UTC 版)

次元削減」の記事における「主成分分析」の解説

詳細は「主成分分析」を参照 次元削減線形アプローチの中で主要なのである主成分分析は、データ低次元空間に対して線形マッピングする。マッピング方法としては、低次元表現におけるデータの分散最大化するようにするものがある。実際には、データ共分散(あるいは相関係数)の行列作り、その固有ベクトル計算する最大固有値対応する固有ベクトル主成分)は、元データの分散最大になる方向示している。さらに、固有値大きい順に並べたときの最初数個固有ベクトルは、特に低次元の系では系のエネルギー大部分占めているため、系の物理的なふるまい解析するのに役立つ。勿論、全ての系がこのようなふるまいを示すわけではなくケースバイケースである。主成分分析により、少数固有ベクトル張られる空間次元削減できる[要出典]。

※この「主成分分析」の解説は、「次元削減」の解説の一部です。
「主成分分析」を含む「次元削減」の記事については、「次元削減」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「主成分分析」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「主成分分析」の関連用語

主成分分析のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



主成分分析のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本オペレーションズ・リサーチ学会日本オペレーションズ・リサーチ学会
Copyright (C) 2024 (社)日本オペレーションズ・リサーチ学会 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの主成分分析 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの次元削減 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS