丹薬とは? わかりやすく解説

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たん‐やく【丹薬】

読み方:たんやく

漢方で、練り薬

道教で、不老不死の薬


錬丹術

(丹薬 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/31 07:27 UTC 版)

錬丹術(れんたんじゅつ)は、中国道士の術の一つ。服用すると不老不死仙人になれる霊薬(仙丹)をつくる。煉丹術とも書く[1]


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  35. ^ 三代伝奇﹁杜子春伝﹂に関する一考察 3
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  37. ^ ぱらいそロード - マンガ図書館Z(外部リンク)



丹薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 02:26 UTC 版)

錬丹術」の記事における「丹薬」の解説

不老長生神仙目的にして作られ。非常に多く種類があり、原料融解したり、昇華させたりして製造しそのこと煉丹という。三国時代から盛んになり、唐代以後まで熱心にその製造試みられた。最も古い煉丹書は『周易参同契』にみられ、煉丹哲学的意義についてまとめられたもの。丹の種類製法効能述べているのは『抱朴子』の金丹篇で、葛洪自分でも丹の製造試みている。関する書は、このほかに『太清石璧記』や『石爾雅』など『道蔵』に多数収められているが、丹薬の製造秘密を守るために原料物質正式名称伏せて隠語用いられたために、解釈違いもあり非常に難解なものとなっている。主原料密閉容器入れて長時間加熱し効力のある丹を得るために、精進潔斎などが必要とされた。丹の原料は、丹砂水銀雄黄雌黄、鉛や砒素化合物がよく用いられ、そのために丹中毒による死亡事故もしばしば発生した有名な例では唐の皇帝が6人も丹の服用によって身を亡ぼしたというものがある。不老不死としての丹の製造宋代になると次第衰え内丹考え変わっていくものの、中国では現在でも密閉容器中で加熱して作るや、丹の名がついたがあり医薬品中にも砒素化合物難溶水銀化合物含んだものがあり、煉丹時代の丹の名残であると考えられる

※この「丹薬」の解説は、「錬丹術」の解説の一部です。
「丹薬」を含む「錬丹術」の記事については、「錬丹術」の概要を参照ください。

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