中部地方整備局とは? わかりやすく解説

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中部地方整備局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 02:28 UTC 版)

中部地方整備局(ちゅうぶちほうせいびきょく)は、国土交通省地方支分部局である地方整備局の一つ。北陸地方山梨県を除く中部地方の土木建築行政全般を管轄する。岐阜県静岡県愛知県三重県[1]を管轄地域とする。


  1. ^ a b 国土交通省組織令(平成十二年政令第二百五十五号)第二百六条
  2. ^ a b 地方整備局組織規則(平成十三年国土交通省令第二十一号)別表第一
  3. ^ 中部地方整備局の沿革(2022年5月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  4. ^ “県のエリア分類「無理ある」 伊賀市長が本紙記事の感想 生活実態に合った境界線を”. 読売新聞オンライン (読売新聞). (2021年1月27日). オリジナルの2021年2月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210201035518/https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20210126-OYTNT50113/ 2022年1月27日閲覧。 
  5. ^ 地方整備局組織規則の一部を改正する省令(平成21年3月31日国土交通省令第19号)
  6. ^ 地方整備局組織規則の一部を改正する省令(平成22年4月1日国土交通省令第23号)
  7. ^ 地方整備局組織規則の一部を改正する省令(平成23年3月31日国土交通省令第23号)
  8. ^ 地方整備局組織規則の一部を改正する省令(令和3年3月31日国土交通省令第20号)


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中部地方整備局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:58 UTC 版)

国土交通省直轄ダム」の記事における「中部地方整備局」の解説

中部地方整備局管内では既設ダム・堰7基、工事中再開発再生事業ダム6基の13基を直轄管理施工している。ただし、河川法第17条兼用工作物として丸山ダム木曽川)は関西電力と、新豊根ダム大入川)は電源開発と、櫛田川可動堰櫛田川)は三重県との共同事業として建設されている。また、中部地方流れ河川のうち富士川水系関東地方整備局信濃川水系神通川水系庄川水系北陸地方整備局管理する河川である。 管内流れ木曽川水系大井川水系天竜川水系矢作川水系北陸地方河川同様に水力発電適した河川として、大正時代から福澤桃介松永安左エ門などにより大井ダム木曽川)などの水力発電ダム建設され治水木曽三川木曽川長良川揖斐川)の分流工事など堤防整備中心とした改修が行われていた。しかし戦後水害頻発食糧電力不足を補う必要が生じたため多目的ダムによる河川開発木曽川水系天竜川水系計画されそれぞれ木曽特定地域総合開発計画天竜東三河特定地域総合開発計画として1951年閣議決定されて本流支流多数多目的ダム計画された。直轄ダムとしては木曽川水系において日本発送電施工し関西電力継承され丸山ダム治水目的加えた多目的ダムとして1955年昭和30年)に完成天竜川水系では特定多目的ダム法指定第一号の直轄ダムとして美和ダム三峰川)が1957年昭和32年)に完成したその後1959年昭和34年9月伊勢湾台風1961年昭和36年)の昭和36年梅雨前線豪雨三六災害)による管内河川洪水被害受け木曽川矢作川天竜川の各水系多目的ダム計画され横山ダム揖斐川)、矢作ダム矢作川)、小渋ダム小渋川)が建設された。小渋ダムその後貯水池への堆砂深刻になったため、2018年にバイパストンネルを建設して排砂促進している。 中部地方については名古屋市中心とした中京圏人口増加古くから穀倉地帯である濃尾平野農業生産力向上と知多半島渥美半島三方原台地牧之原台地など慢性的な水不足地域への水供給、さらに中京工業地帯拡充による利水需要増大戦前・戦後通じ表面化愛知用水1961年)や豊川用水1963年)などの完成により需要改善したものの東名高速道路東海道新幹線開通人口の増加拍車を掛け水不足容易に解決しなかった。このため1965年昭和40年)に木曽川水系水資源開発促進法対象河川として水資源開発公団現在の独立行政法人水資源機構)の開発河川指定され同法に基づく木曽川水系水資源開発基本計画により建設省計画していた徳山ダム揖斐川)、岩屋ダム馬瀬川)、阿木川ダム阿木川)は公団事業移管された。 このほか中部電力による水力発電事業先行していた大井川水系では島田市掛川市など大井川流域市町村への治水・利水目的流域唯一の多目的ダムとして長島ダム大井川)が2001年平成13年)に完成名古屋市貫流する庄内川水系では下流域都市化により堤防建設川幅拡張極めて困難な状況になったことからダムによる治水計画され支流小里(おり)川に小里川ダム2003年平成15年完成している。櫛田川では1969年昭和44年)に三重県従来建設していた農業用固定堰改築し治水目的加えた櫛田川可動堰完成、さらに1991年平成3年)には水系唯一の多目的ダムである(はちす)ダム支流蓮川完成三重県中南部のみならず離島である神島需要貢献している。 管内における施工中ダムは6基あるが、このうちダム再開発事業が5ダム存在する天竜川水系美和ダム流域南アルプス属しているが南アルプス脆弱な地質原因絶え崩壊しており、崩壊による大量土砂ダム湖流入して深刻な堆砂招いていた。このため堆砂防除してダム機能維持するためのバイパストンネル建設を軸にした再開発事業が現在進められている。また天竜川最大にして日本屈指のダムである佐久間ダム天竜川)は天竜川下流治水強化ダム機能維持目的として2004年平成16年)より佐久間ダム再開発事業天竜川ダム再編事業)が計画されており、完成すれば佐久間ダム従来水力発電目的単独から洪水調節目的加わり多目的ダムとなる。一方木曽川本流丸山ダム再開発1983年昭和58年)の豪雨木曽川美濃加茂市氾濫し丸山ダム治水機能向上不可避となったことから日本国内では最大となる24.3メートルダム嵩上げをして治水容量を旧ダム3.5倍に拡張する新丸山ダムがある。さらに矢作ダム放流設備新設して治水能力向上させる矢作ダム再生事業施工中である。また新規ダム事業としては慢性的な水不足頻発する豊橋市など愛知県東部水がめおよび治水ダムがない豊川水系治水目的にした設楽ダム豊川)があり、新丸山と設楽の両ダムダム事業再検対象となった事業継続決まっている。 なお、管内一級河川において狩野川安倍川菊川鈴鹿川雲出川宮川の各水系には直轄ダム建設されておらず、このうち狩野川安倍川には本支流含めダムが全く建設されていない。ただし狩野川については狩野川台風による甚大な被害契機狩野川放水路建設されている。雲出川宮川については三重県により君ヶ野ダム雲出川水系八手俣川)、宮川ダム宮川)といった補助多目的ダム完成鈴鹿川には支流利水専用ダム加佐登調整池)が建設されている。 所在水系河川ダム型式高さ総貯水容量着工完成分類水特法備考長野 天竜川 小渋川 小渋ダム アーチ 105.0 58,000 1961 1969 特定 2018年再開発 長野 天竜川 三峰川 美和ダム 重力 69.1 34,300 1952 1959 特定 再開発ダム湖百選 岐阜 庄内川 小里川 小里川ダム 重力 114.0 15,100 1979 2003 特定 岐阜 木曽川 木曽川 新丸山ダム 重力 122.5 146,350 1980 2029 特定 指定 丸山ダム再開発 岐阜 木曽川 木曽川 丸山ダム 重力 98.2 79,520 1950 1955 兼用 再開発岐阜 木曽川 揖斐川 横山ダム 中空重力 80.8 40,000 1957 1964 特定 2010年再開発 静岡 天竜川 天竜川 佐久間ダム 重力 155.5 343,000 2004 未定 再開発ダム湖百選 静岡 大井川 大井川 長島ダム 重力 109.0 78,000 1972 2001 特定 指定 愛知 豊川 豊川 設楽ダム 重力 129.0 98,000 1978 2026 特定 愛知 天竜川 大入川 新豊根ダム アーチ 116.5 53,500 1969 1972 兼用 愛知 矢作川 矢作川 矢作ダム アーチ 100.0 80,000 1962 1970 特定 再生事業中 三櫛田川 櫛田川 櫛田川可動堰 堰 - - - 1969 兼用 三重 櫛田川 蓮川 蓮ダム 重力 78.0 32,600 1971 1991 特定 指定

※この「中部地方整備局」の解説は、「国土交通省直轄ダム」の解説の一部です。
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