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中尾佐助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/04/29 15:39 UTC 版)

中尾 佐助(なかお さすけ、1916年8月16日 - 1993年11月20日)は、愛知県豊川市出身の植物学者。ヒマラヤ山麓から中国西南部を経て西日本に至る「照葉樹林帯」における文化的共通性に着目した「照葉樹林文化論」を提唱した。

京大在学中から、朝鮮北部、モンゴルネパールブータンインド北東部、ミクロネシアサハリンなどを探検し、植物分布などの学術調査を行った。 1952年、日本山岳会のマナスル踏査隊に参加し、ネパール・ヒマラヤの照葉樹林帯における植生や生態系を調査する中で、そこに生活する人々の文化要素に日本との共通点が多いことを発見、後に佐々木高明らとともに「照葉樹林文化論」を提唱するに至る。

なお、中尾の大阪府立大学時代の教え子である西岡京治が、コロンボ計画の一環としてブータンの農業技術指導に半生を捧げ、後に国の恩人として国王から最高爵位を受けている。

目次

略歴

主な著書

  • 『秘境ブータン』 (毎日新聞社、1959年) - 1960年、第8回エッセイスト・クラブ賞受賞。
  • 『栽培植物と農耕の起源』 (岩波新書、1966年)
  • 『照葉樹林文化:日本文化の深層』 (上山春平編、中公新書、1969年)
  • 『栽培植物の世界』(自然選書、1976年)
  • 『続・照葉樹林文化:東アジア文化の源流』 (上山春平佐々木高明と共著、中公新書、1976年)
  • 『ブータンの花:FLOWERS OF BHUTAN』(西岡京治と共著、朝日新聞社、1984年)
  • 『稲作文化:照葉樹林文化の展開』 (上山春平、渡部忠世編、中公新書、1985年)
  • 『花と木の文化史』 (岩波新書、1986年) - 1987年、毎日出版文化賞受賞。
  • 『分類の発想:思考のルールをつくる』 (朝日選書、1990年)
  • 『照葉樹林文化と日本』 (佐々木高明と共著、くもん出版、1992年)

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