並立助詞

デジタル大辞泉

へいりつ‐じょし【並立助詞】

読み方：へいりつじょし

助詞の種類の一。種々の語に付いて、二つ以上の言葉を対等の関係で接続するのに用いられる。多くは、格助詞・係助詞・副助詞・接続助詞などから転用されたもの。現代語では、「と」「に」「か」「や」「やら」「の」「だの」など、古語では「や」「の」など。並列助詞。

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並立助詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/10/02 08:05 UTC 版)

「秋田弁の文法」の記事における「並立助詞」の解説

複数の要素を並立する場合、共通語では「紙とペンを持って来い」のように「-と」を用いる。秋田方言でも「カミド ペンド モッテコエ」のように「-ド」を用いる。共通語では並列される最後の要素の後では「-と」が省略されることが多いのに対し、秋田方言では省略されないことが多いのが特徴である。 共通語では、例示列挙の助詞として、「犬だの猫だのたくさん飼っている」のように「-だの」を用いたり、「-やら」を用いたりすることがある。秋田方言ではこのような場合、内陸の鹿角地方、仙北地方、平鹿地方、雄勝地方などでは「-ンダノ」や「-ナノ」を用い、沿岸の山本地方、南秋田地方、由利地方などでは「-ンデラ」や「-ンデァラ」を用いる。

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並立助詞

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 10:41 UTC 版)

名詞

並立助詞（並立・助詞　へいりつじょし）

1. 助詞の分類のひとつ。前の語（句）と後の語（句）が対等な関係で列挙されるときに用いる助詞。並列助詞。
   • 橋本文法において提唱されるもので、一般的な日本語文法（橋本文法を継承する学校文法を含む）においては、格助詞、副助詞、接続助詞、終助詞に含まれ、「並立の格助詞」等と呼ばれる。

関連語

並立助詞の例

• の, に, と, や, やら, か, なり, だの

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「並立助詞」の例文・使い方・用例・文例

• 並立助詞という,対等関係の語を接続する助詞