不都合な真実
原題: | AN INCONVENIENT TRUTH |
製作国: | アメリカ |
製作年: | 2006 |
配給: | UIP |
キャスト(役名) |
Al Gore (アル・ゴア) |
解説 |
元アメリカ副大統領のアル・ゴアによる環境問題を主題としたスライド公演を、彼自身の体験や政治運動なども交えながら構成したドキュメンタリー。監督は「トレーニング・デイ」で製作総指揮を務めたデイビス・グッゲンハイム。第79回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞、歌曲賞を受賞。地球温暖化によって起こる様々な諸問題。その数々の問題に胸を痛め、問題提起をするべく立ち上がった元アメリカ副大統領アル・ゴア。世界各国で積極的に行われるゴアのスライド公演は、問題に対する真摯な姿勢とユーモラスな語り口で、多くの共感を呼んでいく。公演でゴアは、北極が40年間で40%縮小したこと、温暖化の影響で数百万に及ぶ渡り鳥が絶滅の危機に瀕していること、環境破壊による難民の増加が懸念されることなどを、数多くのデータやフィルムを使いながら聴衆に投げかけていく。そこから、目前に迫った地球の危機に対しても、その問題を直視しない政治家や政府を批判すると共に、私たちひとりひとりの環境への取り組みや姿勢を説く。車の排気ガスを減らす、水力や風力に代表される自然発電エネルギーを積極的に取り入れる、などの基本的なことから、「給湯装置を断熱布で覆う」、「地元の農産物直売所(ファーマーズ・マーケット)を支援する」など、生活に密着した日常生活レベルでの改善を努力していく重要性をも訴えかける。さらに、ゴア自身のエピソードも織り交ぜて語られる。ゴアが環境問題に政治家として長年携わるようになったのは、彼の息子が6歳のときに交通事故に合い生死の境をさまよったという経験によるということ、自分の声とスライド公演で環境問題を訴えていくことにしたその決意は、2000年に行われたアメリカ大統領選挙の敗北が関わっているなど、ゴアという人そのものがいかにしてその運動に突き進むことにしたのかも作中で描かれていく。すべての人類にとっての課題である環境問題を、地球の未来を信じるがゆえに、ゴアは今日もまた訴え続けていく。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
本作はドキュメンタリー作品のため、ストーリーは割愛します |
不都合な真実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 04:01 UTC 版)
『不都合な真実』(ふつごうなしんじつ、原題: An Inconvenient Truth)は、2006年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演している。また続編も存在する。
- ^ a b “An Inconvenient Truth”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年6月20日閲覧。
- ^ TBSラジオ「ストリーム・コラムの花道(06年6月13日放送分)」、該当部分は9:00~12:27 Archived 2007年1月26日, at the Wayback Machine.
- ^ a b Times Online (2007年10月11日). “Al Gore’s inconvenient judgment”. 2008年10月4日閲覧。
- ^ フランス通信社 (2009年4月16日). “海面急上昇、100年以内の可能性「非常に高い」 メキシコ研究”. 2009年6月14日閲覧。
- ^ “Weekend Box Office Results for May 26-28, 2006”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年11月29日閲覧。
- ^ “Weekend Box Office Results for June 2-4, 2006”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年11月29日閲覧。
- ^ “Documentary Movies at the Box Office”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年11月29日閲覧。
- ^ “The 79th Academy Awards (2007) Nominees and Winners”. 映画芸術科学アカデミー. 2011年11月29日閲覧。
- ^ “Awards for 2006”. ナショナル・ボード・オブ・レビュー. 2011年11月29日閲覧。
- ^ Los Angeles Film Critics Association. “32ND ANNUAL”. 2011年11月29日閲覧。
- ^ ワシントンD.C.映画批評家協会. “2006 WAFCA Awards”. 2011年11月29日閲覧。
- ^ “The BFCA Critics' Choice Awards :: 2007”. 放送映画批評家協会. (2007年1月20日). オリジナルの2013年4月8日時点におけるアーカイブ。 2011年11月29日閲覧。
- ^ なお、この本では、核燃料サイクルに対して否定的であったり、「原発は二酸化炭素を排出しない」という意見に対して「完全に正しいわけではない」とするなど、原子力発電に対しては消極的である。『私たちの選択』(日本語版)p150-167。
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- 2 不都合な真実の概要
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