下血とは? わかりやすく解説

げ‐けつ【下血】

読み方:げけつ

[名](スル)種々の疾患により消化管内に出た血液肛門から出ること。


血便

(下血 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 23:56 UTC 版)

血便(けつべん、hematochezia)とは、自己の血液の付着や混入した便で、肉眼的に出血が確認されない検便にて指摘される「便潜血」や、便表面に付着する程度から便全体に血液が混ざっているもの、便に血が混じっている全ての状態を指す。血液の比率が高く液状の場合は下血(げけつ)または血性下痢(けっせいげり)と表現される。


  1. ^ a b c 血便を起こす病気 町田市医師会
  2. ^ a b c 消化管出血 MSDマニュアル家庭版
  3. ^ 血便:医師が気にする危ない症状 メディカルノート
  4. ^ 消化管出血の概要 MSDマニュアル プロフェッショナル版


「血便」の続きの解説一覧

下血

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 02:05 UTC 版)

胃腸出血」の記事における「下血」の解説

まずはバイタルサイン測定行い循環動態評価を行う。静脈路確保行い輸液をする。肛門鏡検査にて痔出血有無確認する。痔出血であっても大量出血場合緊急手術が必要である。少量ならば座薬軟便剤の処方にて経過観察が可能である。痔出血なければ内視鏡検査にて出血源の同定を行う。下血を起こす疾患頻度では下部消化管の方が多いが大腸内視鏡では前処置が必要であり、下剤大量投与誤嚥リスクがあること、上部消化管出血で下血が起こる場合大量出血可能性があることから上部消化管内視鏡検査ら行われることが多い(場合によってはS状結腸内視鏡、シグモイドスコピーを用いことがある)。上部消化管下部消化管ともに出血源が認められなかった場合小腸出血可能性考える。かつては出血シンチグラフィー血管造影が行われていた。出血シンチグラフィーでは造影CTにて所見ない場合検出できる可能性が低い。近年小腸内視鏡であるダブルバルーン内視鏡カプセル内視鏡用いられることもある。代表的な疾患には 大腸癌 虚血性大腸炎 憩室炎 腸重積 上腸間膜動脈血栓症 潰瘍性大腸炎クローン病 腸管出血性大腸菌O157細菌性赤痢などの出血性大腸炎 などがある。

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「下血」を含む「胃腸出血」の記事については、「胃腸出血」の概要を参照ください。


下血

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 14:48 UTC 版)

腹痛」の記事における「下血」の解説

まずはバイタルサイン測定行い循環動態評価を行う。静脈路確保行い輸液をする。肛門鏡検査にて痔出血有無確認する。痔出血であっても大量出血場合緊急手術が必要である。少量ならば座薬軟便剤の処方にて経過観察が可能である。痔出血なければ内視鏡検査にて出血源の同定を行う。下血を起こす疾患頻度では下部消化管の方が多いが大腸内視鏡では前処置が必要であり、下剤大量投与誤嚥リスクがあること、上部消化管出血で下血が起こる場合大量出血可能性があることから上部消化管内視鏡検査ら行われることが多い(場合によってはS状結腸内視鏡、シグモイドスコピーを用いことがある。)。上部消化管下部消化管ともに出血源が認められなかった場合小腸出血可能性考える。かつては出血シンチグラフィー血管造影が行われていた。出血シンチグラフィーでは造影CTにて所見ない場合検出できる可能性が低い。近年小腸内視鏡であるダブルバルーン内視鏡カプセル内視鏡用いられることもある。代表的な疾患には 大腸癌 虚血性腸炎 憩室炎 潰瘍性大腸炎クローン病 などがある。

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「下血」を含む「腹痛」の記事については、「腹痛」の概要を参照ください。

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