下瀬雅允

近代日本人の肖像

下瀬雅允 しもせ まさちか

• 写真1：近世名士写真 其2
• 白黒 ; 27.0×21.0cm

• 写真2：近代名士之面影 第1集
• 白黒 ; 11.1×8.1cm

安政6年12月16日～明治44年9月6日 （1860～1911）

広島生まれ。化学者。父は広島藩士。明治11年(1878)工部大学校に入学。在学中から同校の教授だったE. Divers(1837～1912)と共同執筆の論文を“Chemical News”に投稿するなどの秀才であった。卒業後、大蔵省印刷局を経て海軍兵器製造所(後の海軍造兵廠)に入所し、火薬の研究に従事。氏の開発した下瀬火薬が実用化に成功し、26年(1893)に海軍で採用となる。31年(1898)外遊。翌年、工学博士の学位を受け、海軍下瀬火薬製造所所長となり研究を続けた。日露戦争で下瀬火薬は大きな効果をあげた。41年(1908)帝国学士院会員。

キーワード	学者

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下瀬雅允

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/13 22:31 UTC 版)

下瀬 雅允（しもせ まさちか、安政6年12月16日〈1860年1月8日〉 - 明治44年〈1911年〉9月6日）は、日本の発明家、海軍技師。従四位勲三等工学博士。下瀬火薬の発明による日露戦争への貢献で知られる。帝国学士院会員。帝国学士院賞受賞。広島県出身。