三鈷柄剣〈銘重吉入道作/元亨二二正月七阿闍梨頼宣〉
主名称: | 三鈷柄剣〈銘重吉入道作/元亨二二正月七阿闍梨頼宣〉 |
指定番号: | 1880 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1970.05.25(昭和45.05.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | 元亨4年(1324) |
検索年代: | |
解説文: | 作者重吉は鎌倉時代末期における大和千手院派の刀工である。地鉄・鍛・刃文など大和物の特色が強く、茎の卒塔婆頭も珍しい。千手院はその作刀が少なく、現存遺品の年記では最古のものである。また三鈷柄は大振りであるが格調の高い鎌倉時代の優品である。 |
三鈷柄剣
主名称: | 三鈷柄剣 |
指定番号: | 1883 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1972.05.30(昭和47.05.30) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 身は大形の剣で先が張らず、茎は短小で、筋違鑢に〓鋤の目が交り、古い様式を示しており、さらに刃文は刀身中程より上半に焼を入れ、直刃調で匂口がうるんでいるなど正倉院刀中にこれに結ばれるものがあり、大和伝を示した平安時代の古剣である。三鈷柄は鋳銅製で鈷の強く張った鎌倉時代末期のものである。 |
三鈷柄剣
主名称: | 三鈷柄剣 |
指定番号: | 1906 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1988.06.06(昭和63.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 三鈷柄剣は、三鈷杵【さんこしよ】の形に象った柄をつけた剣で、修験者が採灯護摩【さいとうごま】などの修法に際して用いた。室町時代以前の三鈷柄剣で当初の姿をそのままに残した遺例は極めて少なく、多くは身と柄が元々のものではなく、どちらかを後世に補作している。 この三鈷柄剣は元の姿を伝える数少ない遺品で、しかも同種のものの中では最も小振りに属している。剣身は両鎬造【りようしのぎづくり】、極めて細身で、先はさほど張らず、表裏に鎬樋を掻流す。鍛【きた】えは小板目【こいため】流れて柾【まさ】がかり、刃文は直刃【すぐは】である。茎【なかご】は短かく、先切り、目釘孔【めくぎあな】一個、銘はない。柄は金銅製【こんどうせい】、小振りで偏平な三鈷杵形である。鈷の張りは強く、爪先はさほど尖らず、把は中央に鬼目【きもく】四個を廻らせ、表裏中央の鬼目に孔をあけて目釘孔とする。鬼目の上下は八葉蓮弁を二条の紐で約している。 身は極めて細身にもかかわらず鍛えが精美で、刃文もよく焼が入っており、柄は偏平であるが、鈷に張りがあり、身と柄とがよく調和した優美な姿の三鈷柄剣である。 |
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