三線・とは? わかりやすく解説

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さん‐しん【三線】

読み方:さんしん

沖縄県および奄美(あまみ)群島用い弦楽器三味線小ぶりにした形で、両面蛇皮張った木製の胴に棹(さお)をつける。ふつう3本絹糸の弦をわたし、角(つの)製の爪形義甲人差し指にはめて弾く。14世紀末に中国三弦伝わったものといわれ、のち日本本土渡って三味線母胎となった蛇皮線(じゃびせん)。

三線の画像
製作のようす
三線の画像

さん‐せん【三線】

読み方:さんせん

三味線のこと。


三線(サンシン)

三味線の皮に使っていることからジャミセンと呼ばれるが、地元沖縄では決しこのような呼びかたをしない。三絃サンシン)、三線(サンシン)、あるいは三味線シャミセン)と呼ばれている。戦前は、蛇皮張った三線は貴重で、農村では和紙芭蕉の渋汁を塗り張り合わせた張り三味線(シブバイサンシン)を使った

三線

読み方さんしん

沖縄音楽全般に使われる伴奏楽器日本三味線小振りにした楽器で弦も同じく三本。棹は漆が塗られており、胴はニシキヘビの皮が張られている。県内の人は「三味線(しゃみせん)」と呼ぶことが多い。

三線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 01:31 UTC 版)

三線(さんしん)は、弦楽器の一種。日本沖縄県鹿児島県奄美群島で主に用いられる。


  1. ^ 【美ら島から】三線/中国起源 琉球で独自の進化(大城学)『読売新聞』朝刊2018年1月24日(文化面)
  2. ^ 【美ら島から】三線/中国起源 琉球で独自の進化(大城学)『読売新聞』朝刊2018年1月24日(文化面)
  3. ^ セントラル楽器民謡企画部『奄美民謡総覧』、小川学夫・指宿正樹・指宿邦彦・指宿良彦編、南方新社
  4. ^ 岩本三味線教室、岩本岩寿、『奄美民謡入門三味線楽譜(第1集)』、2000年、奄美、セントラル楽器
  5. ^ 『徳之島民謡傑作集ワイド』:セントラル楽器
  6. ^ 山民謡保存会「山民謡集」、鹿児島県徳之島町山
  7. ^ 「セントラル楽器徳之島民謡傑作集ワイド収録一切節」
  8. ^ 「公民館講座島唄教室」、鹿児島県徳之島町
  9. ^ 川畑先民、吉田治里共著『沖之永良部民謡集{三味線・唄・歌詞}蛇皮線独習書シリーズ2改定版』沖之永良部民謡協会監修、吉田蛇皮線楽譜研究所
  10. ^ 与論中央公民館発行『与論中央公民館サンシヌ講座楽譜(初級、中級編)』
  11. ^ 三線の歴史 - 沖縄県三線製作事業協同組合に三弦と三線を並べた画像がある
  12. ^ 安里他『沖縄県の歴史』、195頁。
  13. ^ 池宮喜輝著、沖縄芸能保存会(1954)
  14. ^ 町田宗男:三線 琉球の音色響け◇王朝時代から続く盛嶋など「開鐘」を復刻製作◇『日本経済新聞』朝刊2018年1月24日(文化面)



三線(さんしん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:21 UTC 版)

「三味線」記事における「三線(さんしん)」の解説

沖縄県鹿児島県奄美群島用いられる日本本土のものより小型スケール短く、インドネシアニシキヘビの皮と、黒檀漆塗りの棹に特徴がある。撥も本土のものとは異なり水牛の角で作られた爪(沖永良部島以南)や、竹を薄く削った細い棒状のもの(奄美大島喜界島徳之島)で弾く。

※この「三線(さんしん)」の解説は、「三味線」の解説の一部です。
「三線(さんしん)」を含む「三味線」の記事については、「三味線」の概要を参照ください。


三線(さんしん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 07:55 UTC 版)

タブラチュア」の記事における「三線(さんしん)」の解説

詳細は「工工四」を参照 伝統的な工工四くんくんしー)は、「合」「乙」「老」「四」などの漢字各ポジション表し原稿用紙のような升目縦書き書かれる。アップストローク(三線はダウンストロークが基本)やハンマリング対応した記号添える。三線の調弦ちんだみ)は絶対音程だけでなく弦間の相対音程バリエーションがあるが、工工四音高ではなくポジションを表すのでタブラチュア譜とみなせる。最近は沖縄音楽人気に伴いギタータブラチュア譜のように平方向に弦に対応した3本直線描きその上に工工四漢字五線譜風の音長(四分音符8分音符など)や小節記号付加して記述したモダンな工工四タブ譜普及している。

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「三線(さんしん)」を含む「タブラチュア」の記事については、「タブラチュア」の概要を参照ください。


三線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 10:18 UTC 版)

複々線」の記事における「三線」の解説

単複線」、「三線軌条」、あるいは「第三軌条方式」とは異なります複線線路を1線追加したものを、三線(さんせん)、複単線ふくたんせん)または1.5複線という。

※この「三線」の解説は、「複々線」の解説の一部です。
「三線」を含む「複々線」の記事については、「複々線」の概要を参照ください。

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