三木基史とは? わかりやすく解説

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三木基史

三木基史の俳句

かざぐるま風を忘れて戻り来る
アイロンの蒸気が抜ける花疲れ
イヤホンを外す夕焼跨ぐとき
オリオンをのせてきれいな巴投げ
ヒヤシンス隣の窓に恋をして
ワイシャツの襟に厚紙さくら咲く
伝言で繋がる時間ちちろ鳴く
体育の日の固過ぎるジャムの蓋
向日葵が一部始終を見ていたり
唇を鏡に残す十三夜
夏蝶の羽音過ぎゆく微熱かな
学僧の静かな歩み百日紅
定型をはみ出す呼吸ひこばゆる
少年に滑走路あり大夏野
急がねば流星先に拾われる
春めきて仄かに甘し水の惑星
朝刊を手に取るまでの沈丁花
橋脚に凭れて葦となりにけり
流木に桜の記憶消え残る
清明や草に投げ出す旅鞄
炉火に聞く木の神石の神の声
炎天に溶け残りたる魚影かな
熊の子が夜を引き摺る音すなり
白鳥や大統領の撃たれし日
福寿草ひとつふたつは人見知り
立春の独りに大き過ぎる部屋
赤蜻蛉まわればまわるほど赤し
雀の子天下国家を胸で押す
馬跳びの最後に冬を跳び越える
鶏頭の雄弁な首切り落とす
 



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